北インドの地元当局は、数年間ジャングルの中でサルと共に「快適に」暮らしていた少女を救出した。


報道によると、8週間前、木こりが人里離れた自然保護区域の中で、サルと共に駆け回る少女を発見。すぐさま警察に通報したそうだ。

6日、警察官のディニッシュ・トリパティ氏は、AP通信の取材に対しこう語った。「救出に駆け付けた警察官によると、少女は衣服を身に着けておらず、サルの群れの中でとても快適に過ごしていたそうです。少女を救出しようとすると、彼らはサルに追い払われました」

少女の救出は簡単なことではなかったという。

「救出にあたった警察官が少女を呼ぶと、サルが襲い掛かってきたそうですが、なんとか彼女を救出することができました」とトリパティ氏は話す。「サルが追いかけてくるので、少女と一緒に自分のパトカーまで急いで戻ったそうです」

救出されるとすぐに、彼女はニューデリーの病院に運び込まれた。診察した医者によると、彼女には一緒に暮らしたサルから学んだと考えられる野性の特徴が見られたが、「人間になり始めた」とコメントしている。

彼女の年齢は10歳くらいだと思われ、報道によると、少女は裸で、1月に警察が彼女を発見した際には、話すことができなかった。

国営病院の主任医療監督者、D.Kシン氏がAP通信に語った話では、少女は、手当のために病院に連れてこられると、動物のように四つん這いで走り、床から物を食べたという。

医師によると、現在、彼女は人間のように直立で歩き始め、手を使って食事をするようになったそうだ。

「彼女が話すことはまだできませんが、話しかけられたことは理解し、笑うこともできます」とシン氏。

シン氏によると、警察は、少女の身元や彼女がジャングルにいた経緯を捜査中とのことだが、彼女の身元が分かるまでは、保護施設で生活することになるという。

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■参照リンク
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