ゆあきん☆さん のコメント
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本日ご紹介する生物は幾分オバケのように巨大な上、グロテスクな見た目をしているため、ご覧の際は十分ご注意いただきたい。
科学者たちは今回の成果に喜びの声を上げているようだが、まるでSF映画からそっくりそのまま飛び出してきたような見た目だ。
17日、科学誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載された内容によれば、黒くぬるぬるとした細長い体を持つこの生物は、「エントツガイ」と呼ばれる巨大なフナクイムシ科の二枚貝だ。今回、フィリピンの沖で捕獲され、ようやくその生態が解明された。生体サンプルの研究に成功したのは今回が初めてだという。
この生物が何百年も前から存在していることを科学者たちは知っていたが、発見されるのはいつも野球ボール程の大きさの抜け殻か死骸だけだった。
「今回、生体を発見したことは、私にはまるで『生きた恐竜』を見つけたようなものです。なぜなら私たちの知る恐竜はいつも化石の状態ですから」と米ノースイースタン大学の海洋生物学者ダニエル・ディステル氏は、英『ガーディアン』に語っている。
PNASによれば、生きた状態のエントツガイは軟体動物界の「ユニコーン」的な存在で、とても珍しいものだという。
研究チームが調査に乗り出したのは、2010年にフィリピンのテレビ局によるドキュメンタリー番組でエントツガイが取り上げられたことがきっかけだった、とユタ大学で医化学分野を研究するマーゴ・ヘイグッド教授は説明する。同ドキュメンタリー番組は、地元のダイバーたちが、この恐ろしげな見た目の生物を海底から取ってきて食べる・・・という内容だったようだ。
ヘイグッド教授が『ポピュラー・サイエンス』に語った内容によれば、研究チームはかなりの数のエントツガイを採集し、数体を研究室に送ったという。それが今回の成功につながったという。
ちなみに教授の身長は5.3フィート(約1.6メートル)ということだが、「それより長く成長するものもある」そうだ。
■参照リンク http://www.aol.com/
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