米国硬貨に関するデータベースサイト「CoinTrackers」によると、非常に珍しい1セント硬貨が現在も流通しており、状態の良いものはなんと8万5,000ドル(約950万円)の価値があるというのだ。この硬貨は1943年に銅を使って鋳造されたものだという。


当時鋳造された1セント硬貨は鋼鉄製であるはずなのだが、その中に銅が使われているものがわずかながら混ざっているのだという。はっきりとした理由はわからないが、CoinTrackersによると「試作品を作る際に1942年の銅板が使われたか、もしくは1942年に余った銅板が鋼鉄板の中に紛れ込んでしまい鋳造されたのではないか」とされている。

さて、この1943年製の1セント硬貨に巡り会えたからと言って、さっさと仕事を辞めたり豪勢なバカンスを予約したりするのはお勧めしない。価値の高いものにはありがちだが「たくさんニセモノが出回っている」とFox Newsが伝えている。

そのニセモノだが、同メディアが引用しているテキサス州ヒューストンのABC系テレビ局KTRKの報道によると、製造年の1948の「8」をやすりを使って「3」に変えてあるものがあるという。

Fox Newsはまた、価値の低い金属の硬貨にはよく銅のコーティングが施されると伝えている。

CoinTrackersは珍しいとされた1セント硬貨が磁石に反応するようであれば、それは古くなった鋼鉄製の古い1セント硬貨を、何者かが人の目を欺くため手を加えたものである可能性が高いとしている。

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■参照リンク
http://www.aol.com/
RSS情報:http://news.aol.jp/2017/05/06/do-you-own-a-rare-penny-from-this-year-it-could-be-worth-85-00/