パイを相手の顔にぶつけるというのはアメリカのマンガではお馴染みの場面で、皆さんもいろいろなバリエーションを見たことがおありだろう。


子供の頃、気に食わないことを言うヤツへ一杯食わせてやる最適な手段として、また、単にいたずらで誰かにドッキリを仕掛ける時に思いつくのがパイをお見舞いすることではないだろうか。

ただ、それは物事を解決する最適な手段とは限らないと教わっていない大人が少なからず居るようなのだ。

オーストラリアのカンタス航空CEOアラン・ジョイス氏がその犠牲となった。西オーストラリア州のパースで500人余りが参加していたビジネス朝食会の壇上で講演をしていたところ、67歳の男性、Tony Overheuさんが同性婚賛成派のジョイス氏に抗議をすべく顔面においしいデザートの一撃を食らわせたというのだ。

ジョイス氏は取り乱すことなくステージを降りて顔や衣服についたパイを拭き取り、再び姿を現した際に見事なセリフで会場を沸かせた。

「まだパイがあるようなら今のうちにお願いしますよ」。幸いにも、「それならば」とパイを取り出す輩は現れなかったようだ。

It's not a great time to be an airline CEO. The CEO of Qantas was delivering a speech on stage when a man in a suit walked up behind him and hit him with a pie in the face http://cnn.it/2pYsZIN Posted by CNN on Tuesday, May 9, 2017


■参照リンク
http://www.aol.com/
RSS情報:http://news.aol.jp/2017/05/10/qantas-airline-pie-slam-speech-perth/