スミノフ・ウォッカが今回打ち出した広告はかなり直球である。
外交専門の米国の雑誌『フォーリン・ポリシー』のRobbie Gramer記者が自身のツイッターでシェアした写真が大きな反響を呼んでいるのだ。
「スミノフの新広告キャンペーン」Smirnoff's new ad campaign pic.twitter.com/IPEwbLJFlq - Robbie Gramer (@RobbieGramer) 2017年6月11日
まず「アメリカ製」であることを大きく掲げ、その下に「ロシアとの関係性を宣誓のもとでお話します」の文字が並ぶ。一緒にそこに写っているのはその名も「モスコー・ミュール」(モスクワのラバ。英俗語でラバには「強情者」という意味がある)というカクテル。ウォッカにジャンジャービア(日本ではジンジャエールを使うのが一般的)を混ぜ、ライムが飾られている。
昨年の米大統領選挙戦でロシアとの関係を疑われているトランプ大統領のことを言っているのだ。
コミー連邦捜査局(FBI)前長官は、議会での公聴会でトランプ大統領との2人だけの会談について証言した。その後、同大統領は、この会話について宣誓証言する用意が「100パーセント」あると語っている。
現在は「Smirnoff」と表記されているが、もともとは「Smirnov」と綴られていたスミノフは、1860年代にロシアで創業した銘柄である。
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