トルネードに巻き込まれ、道路の向こう側に飛ばされた犬がつい先日、家族の元に戻ったという。


約3週間前、トルネードがノースカロライナ州デイビー郡を通過し、Lewis Vannoyさんが飼っている12歳のオーストラリアン・シェパード、デュークが300メートルほど飛ばされた。

「(デュークは)渦を巻いた風の中に巻き込まれ、ぬいぐるみのように持ち上げられて放り投げられたんだ」、「デュークの元にいくと、彼は放牧場の道路の向こうにいた。ほとんど歩けず、ひどい痛みに襲われてね。力が出ず、鳴いていた」とVannoyさんは語っている。

デュークの右足は折れていて、網膜も傷ついていたという。デュークは、何度も手術を受け、動物病院に入院していた。

現在、デュークは家に戻り、くつろいでいるが、Vannoyさんはまだトルネードによる被害のショックから抜け出せないようだ。

「35年かけて築いてきたものが、35秒で破壊されてしまった。家や倉庫、ガレージ、トラクター、芝刈り機、損傷を受けていないものはここには1つもない」と語り、家の損傷はあまりにもひどくて、直すことができないという。

「もう一軒家を建てて、もっとたくさんの思い出を作るよ」とVannoyさんは話している。Vannoyさんは馬も飼っているが、その馬もトルネードに巻き込まれ、生き残ったそうだ。

もしトルネードの警報が出たら、避難してほしいとVannoyさん。状況はもっと最悪なものになっていたかもしれないからだ。

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