米ユタ州ウェストバレーシティで、両親を殺した後に自殺をほのめかすといういたずら電話があり、SWATチームが出動する事態が起きた。 当局は、このいたずら電話を行った者についての情報提供を呼び掛けている。 電話があったのは真夜中のことで、この電話の主は「両親を銃で殺した。この後自分も死ぬ」と話していたという。 これを受けSWATチームが現場に急行。すぐに周辺地域を封鎖した。 しかし、現場とされた家を訪ねると、中にいたのは94歳の女性だった。 警察によると、この女性は耳が不自由だったため、さらに現場が混乱したという。 Only person inside home was 90+ year old woman. She was unable to hear our efforts to call her out of house. - WVC Police (@WVCPD) 2017年6月27日 「室内には90代の女性しかいませんでした。この女性は耳が不自由だったため、我々の呼びかけが聞こえませんでした（ウェストバレーシティ警察）」 結局、怪我人を出すことなく隊員が室内に入り、事態は鎮静化されたそうだ。 「おそらく何者かがこの女性の電話番号をかたり、いたずらでSWATを出動させたのでしょう。緊急事態が発生しているかと思われましたが、実際には違っていました」とウェストバレーシティ警察のロバート・ハミルトン警部補は語っている。「我々はこの家に住む90代の女性と接触できましたが、このようなことが起きたことで、女性は非常に怯え、混乱しています」 ハミルトン警部補によれば、これまでにも子供による同様のいたずら電話はあったが、今回の事案は重大に受け止めているという。 ■参照リンク http://www.aol.com/