『怪盗グルー』シリーズは、『シュレック』シリーズを抜いて世界で最も収益を上げたアニメーション映画シリーズになった。これには、スピンオフ映画『ミニオンズ』も含まれる。
これまで、2010年『怪盗グルーの月泥棒 3D』(2010年)、『怪盗グルーのミニオン危機一髪』(2013年)、2015年のスピンオフ映画『ミニオンズ』(2015年)、『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017年)の4作品が世に送り出されているが、これらトータルの世界の興行成績が、何と35億2,800万ドル(約3,873億円)を記録したという。つまり、『シュレック』シリーズの興行成績31億1,000万ドル(約3,854億円)に"僅差で"勝利したことになる。
このシリーズの成功は、爆発的人気を誇る「ミニオンズ」の存在が大きいだろう。スピンオフの映画自体は勿論、キャラクター単体としても大人気だ。スティーヴ・カレルが声を担当する主人公グルーの仲間として1作目に登場し、その後、スピンオフの『ミニオンズ』が誕生した(『ミニオンズ』の第2弾は2020年に全米公開予定だ)。衣類やオモチャ、学用品、そして食品のパッケージに至るまで様々な関連グッズが販売されており、例えば「ヌテラ(チョコレートスプレッド)」などにプリントされた姿を見たことがあるはずだ。映画情報サイト「Deadline」は、「ユニバーサル映画史上最も数字を稼ぐ映画」と伝えている。
『怪盗グルーのミニオン大脱走』の世界興行成績は手堅く数値を更新し続けているのため、記録はさらに伸びそうだ。ユニバーサル社がこの可愛らしい黄色いミニオンたちの人気をキープし続ける限り、シリーズの快進撃は止まらないだろう。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/