米ニューヨークを拠点とするチャリティー団体は、貧しい子供たちが書いたクリスマスのお願いをFacebookで紹介したのだが、あなたも彼らのお願いに、切ない気持ちで心が一杯になるだろう。



「Things of My Very Own」は、非営利の慈善団体で、貧しい家庭とその子供に、衣服や毛布などの必要不可欠な支援物資を送っている。

同団体のCEO兼創始者である、ライアン・ボンチェさんは、Facebookの人気アカウント『Love What Matters』を通して、彼女のもとに届いた今年の子供たちのクリスマスのお願いを紹介している。だがこれが、誰もが思い浮かべるようなサンタさんへのお願いとは違っていた。

「Things of My Very Own」にお願いを書いた子供たちは、今年流行りの新しいおもちゃをおねだりする代わりに、シャンプーや衛生用品といった生活必需品、さらには食べ物が欲しいとお願いしているのだ。

以下がその投稿となる。

"When I was 14 years-old I was placed in the foster care system. A few months later, another foster child arrived. She... Posted by Love What Matters on Tuesday, November 14, 2017
「私(ライアン・ボンチェさん)は14歳で里親に出され、数ヶ月して、別の里子が来ました。彼女は同じ14歳でしたが、初めて家に来た時、9歳の子が着るような大きさの洋服を着ていて、夜、その子が着替えていたら肌に赤紫色のミミズ腫れがあるのに気づきました。体に合わない小さな服が、その子の体を痛めつけていたのです。その時、私は心の中で誓いました。私が大人になったら、自分やその子のような子供たちを助けるために何かをしようと。2008年に、私は『Things of My Very Own』を自宅で始めました。子供たちが必要な物と社会福祉事業が供給できる物のギャップを埋めるためです。2010年には5,892人に支援できました。そして、今、私たちは約2千平方メートルのビルで働き、今年は記録破りの年になると確信しています」

「今年はその地域の子供たちの特定の願いが分かるようにタグを設けました。今人気のおもちゃを願う子供はおらず、代わりに、子供たちの深く内に秘めた希望であり、夢である"父親"、"いじめられないための新品の服"、またシンプルに"くし(髪の毛をとかす)"などの願いごとを書いてくれました。もしかすると、この10代の男の子の願いに最も胸が痛むかもしれません。妹がこれ以上学校を休まないようにと、妹のために女性用の衛生用品をお願いしているのです。タグはそれぞれ、世界の誰かが自分たちの幸せを願ってくれていると信じたいと思う子供とつながっています。もし私たちが子供たちの願いを一瞬でも叶えてあげられたら、今まで我慢してきた生活を大人になっても続けるとは限らないという希望を持って成長することができるでしょう。このようなたくさんの子供たちのために、私たちが希望の光となり、彼らの暗い世界に明かりを灯しましょう。多くの個人や事業が既に参加し、タグを求めています。そして、これらの子供たちのためにも、私たちは、これが始まりに過ぎないと願っています」

「僕は6歳の男子です。今年のクリスマスには、食べ物が欲しいです・・・ありがとう。サンタさん大好き」

「僕は10歳の男子です。僕はおやつが欲しいです。学校のおやつの時間におやつを食べていないのは僕だけだからです」

ボンチェさんは、ニューヨークのテレビ局WNYTの取材において、全ての願いを叶えるために必要な資金を募金で集めるのは難しい事だが、この投稿がネットで拡散したことで今年は支援者が増加していると語っている。




■参照リンク
『Things of My Very Own』支援ページ
http://thingsofmyveryown.org/donate-today/
http://www.aol.com/
RSS情報:http://news.aol.jp/2017/11/26/these-holiday-wish-list-items-from-children-in-need-will-tear-your-heart-in-two/