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アカデミー賞では、音響に関しては録音賞と音響編集賞という2つの賞が用意されている。それなら、スタントの賞があっても良いのではないだろうか?
このアイデアを持ち出したのはヘレン・ミレンが最初というわけではないが、何と言っても彼女は英国からデイムの称号を与えられた大女優。その言葉には重みがある。
エンタメ情報誌『TOTAL FILM』に(『Female First』の記事内で)、オスカーの受賞があったからこそ、『ワイルド・スピード ICE BREAK』のようなアクション映画にも出られたと語った72歳のミレン。
「懇願したのよ。一生懸命頼んだ。オスカー受賞者の素晴らしい特権の1つね。だってアクション映画に出演できたんだから。みんな、自分たちのアクション映画にオスカー俳優を置いておきたがるから。傷つけようとするためにね」
女王を傷つけようだなんて、とんでもない。
ミレンはアクションシーンを演じるのが大好きで、スタント技術にも思い入れが強く、スタントのためのアカデミー賞を作ってほしいと声を上げ続けているという。
「特殊効果やスタントを行う人たちは本当にすばらしいわ。彼らの仕事ぶりを見れば、スタントの仕事を称えるオスカーがあるべきだと思う。信じられないようなスタントを、細心の注意を払って行う、専門性の高い仕事よ。彼らはアーティストでもある。本当にすばらしい仕事だわ」。これには賛成の声も多いのではないだろうか。
エンタメサイト『IndieWire』によると、『ワイルド・スピード』のスタントコーディネーターを務めたジャック・ギルは"アカデミー賞にスタントのためのカテゴリーを設けるよう、1991年から嘆願しているがうまくいっていない"という。映画俳優組合(SAG)賞は、映画部門とテレビ部門にスタントアンサンブル演技賞を設けたが、アカデミー賞ではまだ実現されていない。スタントに加え、キャスティングディレクター部門の追加を求める声も上がっている。
ここで問題になるのが授賞式の長さだ。アカデミー賞授賞式が今の4時間よりもさらに伸びるのはいかがなものかとは思う。
とは言え、やはり、ミレンの意見に賛成の声も多いのではないだろうか? ぜひ、SNS等でご意見をお聞かせ頂きたい。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
■関連ビデオ
RSSブログ情報:https://news.aol.jp/2018/04/06/helen-mirren-there-really-should-be-an-oscar-for-stunt-work/