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【独占インタビュー】エアロスミス、11年ぶりの新作を語る
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【独占インタビュー】エアロスミス、11年ぶりの新作を語る

2012-11-17 16:30
    Filed under: NOISECREEP, インタビュー, Aerosmith, Steven Tyler, リリース, ロック, 音楽

    昨年で結成40周年を迎えたエアロスミスが、11年ぶりとなるオリジナル・アルバム『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』で復活。そんな彼らに<Noisecreep>がインタビューを試みた。

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    Noisecreep: これまで長い道のりでしたし、その間、何度か "フライング" もありましたね。このアルバムを作るので再集結したとき、どんな類のプレッシャーを感じましたか?

    トム・ハミルトン: 皆が発表したいと思っていたんだ。個人的にはこの考えに賛成するわけじゃないけど、俺たちにとって最後の作品にもなりえた。その可能性はかなりあったよ。それに(今回の作品まで)かなりの時間があったから、俺たちはバンドにとって本当に正しいことをやろうと一丸となっていたんだ。

    ジョー・ペリー: これはとても重要な作品さ。スティーヴンは "イベント(行事、出来事)" だって言ってるよ。奴の言う通りイベントであり、節目であり、そしてロックという地面にはまり込んでいるバカでかい御影石でもあるのさ。

    (プロデューサーの)ジャック・ダグラスはあなたたちにとって、ビートルズにとってのジョージ・マーティン(※)のようなものでしょうか。"スタジオにおける指導者" みたいな。

    ブラッド・ウィットフォード: 全くその通りだ。ジャックは最初の日から、俺たちが何なのか理解していた。彼と会った最初の晩、俺たちはボストン北部の高校でパフォーマンスしてたんだ。ジャックは俺たちのショーを見に来てくれて、バンドがどんなものなのかを体感した。ショーの後に会ったんだ。(プロデューサーの)ブルース・フェアバーンも要点をつかんでいた。ブルースはすごかったよ。だけどジャックは俺らにとってのジョージ・マーティンみたいなものさ。彼はバンドのメンバーなんだ。

    ジョーイ・クレイマー: ジャックは良き指導者だった。彼は考えが何もないのはまずいと思っているんだ。だから俺たちはあらゆるアイデアを試したよ。

    ハミルトン: ジャックとは2枚目のアルバム『飛べ!エアロスミス』(1974年)から一緒にやりはじめた。そして『闇夜のヘヴィ・ロック』(1975年)や『ロックス』(1976年)、『ドロー・ザ・ライン』(1977年)もね。俺たちはスタジオでの関係や一緒にアルバムを作るやり方など、すべてを彼と一緒に学んだよ。俺たちは何かをでっち上げたりせずに、自分らの歴史に忠実なものを作りたかったんだ。


    アルバムの試聴はこちらから!今回のアルバムには素晴らしいボーナストラックを含め、たくさんの楽曲が収められていますね。バンドは(過去の)アーカイブを探ってみたんでしょうか。それとも完全に新しいものにフォーカスしたんでしょうか?

    ジョー・ペリー: 「レジェンダリー・チャイルド」のように、似たようなリフがある曲は複数ある。メディアの奴らはあれこれ言うけど、俺たち(の曲)には常にリフがあるんだ。それと、新しい作品もたくさんあるよ。エアロスミスについて一つ言えるのは、俺たちはアルバムを出してツアーをし、それから「5年後に会おうぜ」って言うようなバンドじゃないってことだね。俺たちは今回の作品を作るのに10年もの間ツアーに出てたんだ。

    スティーヴン・タイラー: ジョーはイカした曲をたくさん持ってた。ボーナストラックがどれもイカしてるのはそのせいさ。俺たちはこれを最後の作品だと思っているのかもしれない。でも仮にそうだとしても、俺たちがこの作品を素晴らしいものにしたのはそれが理由じゃないけどね。

    (収録曲の)「ストリート(Street)・ジーザス」はとても気に入った。当初のタイトルは「スウィート(Sweet)・ジーザス」だったんだ。ジャックから「ストリート・ジーザス」と言われたんだ。それと、俺はスタジオに行くにはいつもサンセット大通りを渡るんだけど、そこにはジーザス(イエス・キリスト)のような格好をした男がいるんだ。俺が「よう、ジーザス!」って叫ぶと、奴は俺を祝福するかのようなしぐさを見せるのさ。だから「ストリート・ジーザス!」になるべきだったんだ。こういった楽曲はとても新鮮だね。

    ※ビートルズのアルバムのほとんどを手がけた音楽プロデューサー。「5人目のビートルズ」とも称される。

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