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さて、話が地球規模の陰謀となれば、一般のメディアには手に負えない。"ウィークリーワールドニュース(WWN)"の出番となる! WWNとは1979年、アメリカNYで創刊したタブロイド紙。「世界で唯一信用できるニュース」のキャッチコピーと、あらゆる権力や組織に屈せず、常識にとらわれないことで有名な、世界最大のB級ニュース配信社だ。日本の読者には東スポの一面のUFOやネッシー、エイリアン等のブッ飛びニュースの元ネタとして、おなじみかもしれない。

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「なんだ、インチキB級ニュースの配信元か(苦笑)」と判断するのはちょっと早い。例えばWWNは、昨年は、あのスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のメン・イン・ブラック3と全面コラボしている。実はMIBシリーズ全作品中、トミー・リー・ジョーンズやウィル・スミス等のエージェントが、"真実の情報を得るために読んでいる唯一の新聞"こそが、ウィークリーワールドニュース。

アメリカ歴代大統領が、UFOなどの目撃事件が起きコメントを求められると、「詳しくはウィークリーワールドニュースを見てくれ」と答えることからも絶大な信憑度が伺い知れる(笑)。2009年には世界各地で多発多様化する事件やニュースに対応するために、WWNジャパン編集部が設置された。現在WWN最強の強襲取材部隊として、世界各国の重要取材を行っている。
「まさかと人々が笑う話の中にこそ真実が隠されている」いや「真実を笑い話の中に潜ませて世界に配信する」ことがWWNに課せられた役目とも言えるだろう。

というわけで、今日もWWNは、全世界192の国と地域に暮らす5億人以上のWWNフリークのために、笑いと真実をミックスしたB級ニュースを配信している。

ここで話を本題に戻そう。NASAの、この2つのニュース発表――地球で「ヒ素をエサとし、ヒ素で構成された未知の生物」が発見されたこと、そして火星では「炭素を含む有機物は発見されていない」ということ――を受信した瞬間、WWNは「唯一のヒントはモノ湖にある!」と直感した。そして即、カリフォルニアのモノ湖に飛び、徹底的に現地調査を行ったのだ。

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(その3に続く)

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