Porsche(ポルシェ)はハイブリッド分野での戦力を強化すべく新たな車種をラインアップに加える。その1つが2020 Cayenne Turbo S E-Hybrid(2020・カイエン・ターボS・Eハイブリッド)だ。

このフラグシップSUVのプラグインバージョンは、14.1kW時のバッテリーと134馬力電動モーターを、従来のガソリンエンジンであるCayenne Turboと同じ4.0LのツインターボチャージV8エンジンとともに搭載している。電動モーターは、V8エンジンと標準8速トランスミッションとの間に位置している。

その結果生まれた670馬力のプラグインは、663ボンド・フィート(899ニュートンメートル)のトルクを生み出し、0〜60MPH(96km/h)を3.6秒で加速する。SUVには悪くない数字だ。

しかし、見どころはパワーだけではない。ポルシェはバッテリー容量も増やし、前世代のCayenne
プラグインハイブリッドモデルで使われていたものより30%大きい。EPA燃料消費率は公表されていないが、他のポルシェハイブリッド車と同等であれは20mpg(マイルパーガロン)前後だろう。

ポルシェは、Cayenne Turbo S E-Hybrid(およびCayenne Coupéの新プラグイン2車種)に、7.2kW内蔵充電器、21インチAeroDesignホイールなどいくつもの魅力的なアイテムを標準搭載している。改定された充電器は、240V、50 Aの電源を使い最低2.4時間で完全充電できるとのこと。

プラグインバージョンのCayenne TurboおよびCayenne Turbo Coupéには、セラミックコンポジットブレーキ、ダイナミックシャシーコントロール、18ウェイアダプティブスポーツシートなども標準搭載されている。

価格がそれなりなのはもちろんだ。2020 Cayenne Turbo S E-Hybridの基本価格は16万1900ドル(約1790万円)。

porsche cayenne plgu in

2020 Porsche Cayenne Turbo S E-Hybrid

ポルシェは、Cayenneの小さくて少し派手なバージョンとして新しいCayenne Coupéのプラグイン2車種も披露した。どちらのCayenne Coupéもリアウィンドウの上部に固定スポイラーがあり、その下に設置された新しいアダプティブ・スポイラーとともに空気力学的安定性を強化する。

Cayenne Turbo S E-Hybrid Coupéの基本価格は16万4400ドル(1733万円)と、SUV車よりやや高価だが、これは20インチ合金ホイールやガラス製パノラマルーフなどが追加されているためだ。

しかし、これらのハイエンド車2車種は、多くの標準装備や性能が共通している。いずれも、0〜60mph加速は3.6秒、最高速度183mphで、最高速度は電子的に制限されている。

ポルシェは低価格低パワー 455馬力のCayenne E-Hybrid Coupéも披露した。V6エンジン搭載で基本価格8万6400ドル(910万円)。Cayenne E-Hybridと同じパワートレインを持つ同車の最高速度は157 mph、0〜60mph加速は4.7秒。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

この記事はTechCrunch Japanからの転載です。

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