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フランクフルトでのIAA国際モーターショーに先駆けてデビューしたフォルクスワーゲンID.3は、コンパクトなハッチバックのように見えるだろう。もちろんそのとおりだ。
しかし実際に乗り込んでみると、もっと大きな車の中に座っているように感じられる。エンジニアやデザイナーが、電気自動車であることのメリットを最大限に活用して設計した成果だ。内燃機関のエンジンとスペースを争う必要もないので、設計の自由度が向上する。高圧の扁平型バッテリーを、車体の底面に配置することでも、スペースを節約している。また、エアコンのコンプレッサーなどの補機類や、ステアリングラックといった部品は、車の前方にまとめられている。
ID.3の全長は、フォルクスワーゲン・ゴルフと同じだが、オーバーハングが短いため、ホイールベースはゴルフより長い。
簡単にまとめると、この5人乗りのID.3は今年中に生産を開始する。まだ米国での販売の予定は発表されていないが、2020年春には並行輸入で米国にも入ってくるだろう。
最初に量産される車両は、ID.3 1STと呼ばれる特別仕様車。58 kWhのバッテリーパックを搭載し、最長420 kmの航続距離を実現している。装備の違いによって、3種類のモデルがある。ID.3 1STの価格は、エントリーモデルでは4万ユーロ(約476万円)以下となる予定だ。
画像クレジット:フォルクスワーゲン
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(翻訳:Fumihiko Shibata)
この記事はTechCrunch Japanからの転載です。
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