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今年もやっぱり弾丸してしまった。
9月10日、アップルがiPhone11シリーズを発表。個人的に気になっていたのが、デュアルSIMの扱いiPhone11シリーズでは日本を含むグローバルで「eSIMとnanoSIMカード」の組み合わせとなる。一方、中国・香港・マカオ版は「nanoSIMカードが2枚」というデュアルSIMだ。
実は去年から同地域向けのiPhoneでは2枚のnanoSIMカード対応という仕様。去年はiPhone XS MaxとiPhone XRの2モデルのみがこの仕様となっていたが、今年のiPhone 11シリーズでは3モデルすべてが2枚のnanoSIMカードに対応する仕様となる。
去年からiPadに続き日本向けiPhoneもeSIMに対応したことで利便性はかなり増した。SIMカードのスロットには日本のキャリアのSIMカードを入れておきつつ、eSIMでどこかの国の安い事業者をオンラインで選んで契約すればそれでOK。海外渡航時も安価な通信料金でネットを使えてしまう。
eSIMはとても便利で快適だと実感しているが、唯一の弱点を挙げるならば「音声通話には対応していない」という点だ。音声通話の海外ローミング料金は本当に馬鹿にならない。仕事柄、アメリカに出張する機会が多く、下手をすると1か月に1回ペースのときもあるほどだ。
CESやWWDC、アップルのスペシャルイベントなどの取材で渡米すると、そのタイミングで、いろいろなメディアからの問い合わせが音声通話で携帯電話に入ってくる。音声通話の海外ローミングでは着信している側にも通話料金が発生しているという事実を知らない人が多い。ちなみに、アメリカで音声通話を海外ローミングで着信すると1分あたり165円(auの場合)もかかってしまう。
1分で165円にもかかわらず、打ち合わせやラジオの電話出演などで数十分、1時間と喋り続けることもある。これではさすがにローミング料金だけでギャラが吹っ飛んでしまうので、ここ数年は、ソフトバンク「アメリカ放題」のお世話になりっぱなしだ。アメリカ放題ならば、データ通信だけでなく、音声通話の発信、着信がすべて無料となる。ソフトバンクがスプリントを買収したからこそ実現したサービスではあるが、スプリントはもうすぐT-Mobileと一緒になる。果たして、アメリカ放題はどうなってしまうのか。
普段は名刺に書いてあるとおり、日常的に使っているのがau回線なので、渡米時はソフトバンク回線に転送し、アメリカで着信する格好にしている。2年前までは、渡米時に1台のiPhoneでauとソフトバンクのSIMカードを入れ替えたり、iPhoneにソフトバンクのSIMカード、別に用意したAndroid端末などにauのSIMカードを挿して転送していたりした。ただこれだと、au宛のSMSが受け取れないし、2台持ちの管理に面倒を感じるなど、結構、煩わしかったのだ。
そこで「待ってました!」と飛びついたのが2枚のSIMカードが入るiPhoneだったわけだ。昨年も弾丸で香港に飛び、購入。今年も迷わず香港行きの航空券を手配していた。
9月21日の深夜(日付的には22日)に羽田を出発して、22日朝4時半に香港に到着。空港で時間を潰し、朝8時には香港市内のApple ifc mall店へピックアップしに行ってきた。予約に関しては13日の夜9時に日本から香港のアップルのサイトにアクセス。予約完了し、端末の確保はできていたものの、予約無しで買いに行ってもゲットできそうな印象だ。
2枚めのSIMカードは、昨年同様、通常のSIMカードトレイの裏に収納できるようになっていた。残念ながら、技適マークは確認できない。早速、auとソフトバンクのSIMカードを入れたところ、香港のCSLとSmarTone HKにローミングした。
KDDIが「世界データ定額」のキャンペーンをやっており、香港滞在中はどれだけ使ってもオプション料金が無料だったので、国内で契約しているデータ容量だけが減っていく感じだ。今年も無事にデュアルSIMのiPhoneを手に入れられた幸福感に包まれて、その日の深夜便で東京に帰ってきた。
ちなみにKDDIがキャンペーンを行っていないアメリカ以外の国では、auのSIMカードとGoogleがアメリカでMVNOとして提供しているGoogle FiのSIMカードを組み合わせて使っている。Google Fiは基本料金が毎月20ドルかかるものの、1GB10ドルというわかりやすい料金体系となっている。最近では毎月70ドル、世界中で使い放題(といっても22GBまででその後、動画が低速になる)というプランも登場した。
Google FiはPixel向けにeSIMでのサービスを提供しているが、他の端末向けにはSIMカードのみとなる。そんなわけで、Google Fiを活用しようと思うと、やはり選択肢は香港版のiPhone 11 Pro Maxになってしまうのだった。
9月10日、アップルがiPhone11シリーズを発表。個人的に気になっていたのが、デュアルSIMの扱いiPhone11シリーズでは日本を含むグローバルで「eSIMとnanoSIMカード」の組み合わせとなる。一方、中国・香港・マカオ版は「nanoSIMカードが2枚」というデュアルSIMだ。
実は去年から同地域向けのiPhoneでは2枚のnanoSIMカード対応という仕様。去年はiPhone XS MaxとiPhone XRの2モデルのみがこの仕様となっていたが、今年のiPhone 11シリーズでは3モデルすべてが2枚のnanoSIMカードに対応する仕様となる。
去年からiPadに続き日本向けiPhoneもeSIMに対応したことで利便性はかなり増した。SIMカードのスロットには日本のキャリアのSIMカードを入れておきつつ、eSIMでどこかの国の安い事業者をオンラインで選んで契約すればそれでOK。海外渡航時も安価な通信料金でネットを使えてしまう。
eSIMはとても便利で快適だと実感しているが、唯一の弱点を挙げるならば「音声通話には対応していない」という点だ。音声通話の海外ローミング料金は本当に馬鹿にならない。仕事柄、アメリカに出張する機会が多く、下手をすると1か月に1回ペースのときもあるほどだ。
CESやWWDC、アップルのスペシャルイベントなどの取材で渡米すると、そのタイミングで、いろいろなメディアからの問い合わせが音声通話で携帯電話に入ってくる。音声通話の海外ローミングでは着信している側にも通話料金が発生しているという事実を知らない人が多い。ちなみに、アメリカで音声通話を海外ローミングで着信すると1分あたり165円(auの場合)もかかってしまう。
1分で165円にもかかわらず、打ち合わせやラジオの電話出演などで数十分、1時間と喋り続けることもある。これではさすがにローミング料金だけでギャラが吹っ飛んでしまうので、ここ数年は、ソフトバンク「アメリカ放題」のお世話になりっぱなしだ。アメリカ放題ならば、データ通信だけでなく、音声通話の発信、着信がすべて無料となる。ソフトバンクがスプリントを買収したからこそ実現したサービスではあるが、スプリントはもうすぐT-Mobileと一緒になる。果たして、アメリカ放題はどうなってしまうのか。
普段は名刺に書いてあるとおり、日常的に使っているのがau回線なので、渡米時はソフトバンク回線に転送し、アメリカで着信する格好にしている。2年前までは、渡米時に1台のiPhoneでauとソフトバンクのSIMカードを入れ替えたり、iPhoneにソフトバンクのSIMカード、別に用意したAndroid端末などにauのSIMカードを挿して転送していたりした。ただこれだと、au宛のSMSが受け取れないし、2台持ちの管理に面倒を感じるなど、結構、煩わしかったのだ。
そこで「待ってました!」と飛びついたのが2枚のSIMカードが入るiPhoneだったわけだ。昨年も弾丸で香港に飛び、購入。今年も迷わず香港行きの航空券を手配していた。
9月21日の深夜(日付的には22日)に羽田を出発して、22日朝4時半に香港に到着。空港で時間を潰し、朝8時には香港市内のApple ifc mall店へピックアップしに行ってきた。予約に関しては13日の夜9時に日本から香港のアップルのサイトにアクセス。予約完了し、端末の確保はできていたものの、予約無しで買いに行ってもゲットできそうな印象だ。
2枚めのSIMカードは、昨年同様、通常のSIMカードトレイの裏に収納できるようになっていた。残念ながら、技適マークは確認できない。早速、auとソフトバンクのSIMカードを入れたところ、香港のCSLとSmarTone HKにローミングした。
KDDIが「世界データ定額」のキャンペーンをやっており、香港滞在中はどれだけ使ってもオプション料金が無料だったので、国内で契約しているデータ容量だけが減っていく感じだ。今年も無事にデュアルSIMのiPhoneを手に入れられた幸福感に包まれて、その日の深夜便で東京に帰ってきた。
ちなみにKDDIがキャンペーンを行っていないアメリカ以外の国では、auのSIMカードとGoogleがアメリカでMVNOとして提供しているGoogle FiのSIMカードを組み合わせて使っている。Google Fiは基本料金が毎月20ドルかかるものの、1GB10ドルというわかりやすい料金体系となっている。最近では毎月70ドル、世界中で使い放題(といっても22GBまででその後、動画が低速になる)というプランも登場した。
Google FiはPixel向けにeSIMでのサービスを提供しているが、他の端末向けにはSIMカードのみとなる。そんなわけで、Google Fiを活用しようと思うと、やはり選択肢は香港版のiPhone 11 Pro Maxになってしまうのだった。
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この記事はEngadget 日本版からの転載です。
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