ジェラルド・バトラー主演、ホワイトハウスがテロリストの奇襲により陥落、大統領が拘束されるという前代未聞の危機をダイナミックに描く映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』。そのストーリーが笑えないと話題だ。
劇中でホワイトハウスを陥落させ、アーロン・エッカートが演じるアメリカ大統領を人質に取るのは北朝鮮テロリスト達だが、テロリストがホワイトハウスを陥落させる手段や、大統領を人質にしてアメリカに突きつける要求は、現在の北朝鮮情勢とリンクしたものだったことが発覚した。一体どのような手段でホワイトハウスを陥落させるのか?
1.空からの襲撃
突如、1機の輸送機がワシントン上空に侵入し、市街をガトリング砲で無差別射撃。市民を惨殺しながらホワイトハウス上空に到達し、集中砲火。屋外に配備されたSPたちはなす術もなく倒れてゆく。
2.地上からの襲撃
輸送機による上空からの攻撃で手薄になったホワイトハウス前。観光客を装った二人のテロリストがホワイトハウスのフェンスに近づき、背負っていた爆弾で自爆!爆風でフェンスは壊され、市街に紛れていたテロリストたちが一斉に敷地内に進撃する。
3.ホワイトハウス内部に潜入していた工作員
この日、大統領との会談のため韓国の首相がホワイトハウスを訪れていた。韓国の首相に付き添いホワイトハウス内にいた警備責任者ら韓国側のスタッフは、実は北朝鮮の工作員だった!彼らは大統領を拘束、ホワイトハウスの警備メンバーを全滅させ、 ペンタゴンに向けてホワイトハウス殲滅の宣言と、アメリカ政府への要求を発信する。
特報映像などで垣間見えるように、テロリストたちが空・陸からホワイトハウスに奇襲をかけるシーンは大迫力の衝撃映像。そして、テロリストの手に落ち、難攻不落の要塞と化したホワイトハウスに、ジェラルド・バトラー演じる主人公・バニングがどう潜入し、立ち向かって行くのか興味は尽きないが、ホワイトハウス内部に工作員が潜入していた、という点に注目だ。
4月上旬、国際ハッカー集団"アノニマス"が、北朝鮮の工作機関が運営するとされるサイトをハッキングし、韓国ほか周辺諸国の1万5000人に及ぶ個人情報をインターネットで公開。対象者は工作員であるという疑いがかけられた事件は記憶に新しい。他国の重要な組織を中から食い破る工作員の存在も、決してただのフィクションではないのだ。
いかがだろうか?荒唐無稽な爆発アクションではなく、恐ろしいほどのリアリティを持って未曾有のテロを描く本作。ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンら骨太なキャストが贈る白熱の物語に注目だ。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』は6月8日から全国ロードショー
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