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手書き「風」のメニューを出す飲食店の共通点。
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手書き「風」のメニューを出す飲食店の共通点。

2013-05-23 17:31
    Filed under: AOL限定 0523-700.jpg
    手書きなのに「手書き風」。

    つまりは「みつ○風」ということでもありますが、
    何故か私は「手書き」と言い切れません。

    達筆ならばいいんです、達筆なら。
    でもそうでないから「偽物」として「風」をつけたくなるんです。

    まあそんなことはいいんです。

    言いたいのはひとつだけ。


    字が汚いのをごまかすなッ!
    汚い字に「味」はナイッ!
    そしてなにより

    読みにくいッ!


    字は人を表すといいますが、
    字は店も表します。

    手書き「風」の店は大体において
    メニューも「嘘臭さ」が漂います。

    マグロのカルパッチョ風・オリエンタル風味
    とか。なんなんだ。
    気合一発!ジャンボコロッケ
    とか。
    余計なキャッチコピーが入っているのも特徴です。

    先日、やはりこの手の手書き風メニューを出してきたバーで、
    「ナシゴレン・○○(※店名)風」
    というメニューがあって、
    「○○風ってどんなのですか?」
    って聞いたら
    「ナシゴレンっていうのは...」。

    いや、ナシゴレンはわかっているのだ。
    それがどんな風になってるのか聞いたのだ。

    そしたら、フツーのナシゴレンでした。
    つまるところ、
    「...風」というのは
    「ココで作っているっていうだけ」
    ということなんでした。

    なるほど。そういうことなのか。そういうことでいいのか...?



    ちなみに私はこういう「ごまかし系」のお店を
    「カルパッチョ系」と呼んでいます。
    なんかさ、刺身にオリーブオイルかけておけば
    ちょっとオシャレでしょ~みたいな、
    お仕着せがましい「偽物感」満載なんだもん。

    ほんとに美味しいカルパッチョを出してくれるお店もあるのに。
    でも手書き風メニュー飲食店の「偽物」率は高いぜ、絶対。

    (イラスト・文/そでづくえ)
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