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杜の都に、かつてスタジアムを沸かせた2選手が帰ってきた。5月31日、楽天対DeNA(Kスタ宮城)で、元楽天の内村賢介(27)と中村紀洋(39)がDeNAのスタメンに名を連ねた。

この日、『5番・三塁』の中村ノリは第1打席にレフト前ヒット、第3打席でもレフト前ヒットを放ち、5試合ぶりとなるマルチヒットを記録。『9番・二塁』の内村も第2打席にレフト前ヒットを放ち、仙台のファンの前で、健在ぶりをアピールした。

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内村賢介は07年秋に育成選手として楽天に入団。1年目の7月に支配下登録され、小柄ながらも俊足でファンを魅了。昨年のシーズン途中、藤田一也とのトレードでDeNAに移籍した。
育成から這い上がった経緯もあってか、内村が第1打席のバッターボックスに立つと、楽天ファンから大声援が送られ、「おかえり内村」のボードも観られる歓迎ぶりだった。


だが、中村ノリの打席では、そのような歓声は沸き上がらなかった。
中村ノリは09年オフに中日からFAで楽天へ。移籍1年目は故障にも泣き、打率.221、2本塁打、26打点と期待を大きく裏切り、初のクライマックスシリーズ進出を果たしたチームのなかで蚊帳の外となってしまった。2年目は山崎武司とクリーンアップを務めるなど129試合に出場。だが、打率.266、13本塁打、64打点と平凡な成績に終わり、オフに解雇された。

楽天時代は、期待された割に印象に残るような結果を残せなかったため、温かいことで有名な仙台のファンも、中村ノリの凱旋に諸手を挙げて歓迎というわけには行かなかったのかもしれない。

育成入団で期待されていなかったのに活躍した内村、FA移籍と期待されたのに不振に終わった中村ノリ。入団経緯と楽天での結果が、声援の差となったのかもしれない。

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