6月21日から6月24日までの4日間、「フランス映画祭2013」が、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇(東京会場)で開催される。フランス映画祭は1993年から毎年開催され、今年で21回目。2012年はフランス映画の当たり年で、日本でも『最強のふたり』や、『アーティスト』がヒットした。
オープニングはフランソワ・オゾン監督の『In the House(英題)』で、全14プログラム。今年はコメディ、サスペンス、歴史劇、ドキュメンタリー、アニメーションなど幅広いジャンルに加え、フランス映画祭としては初のクラシック作品も上映。映画祭の関連企画「ナタリー・バイ特集」では、『緑色の部屋』(監督:フランソワ・トリュフォー)や、今回日本語字幕をつけて上映される『ゴダールの探偵』(監督:ジャン=リュック・ゴダール)など全15作品が上映される予定だ。
今年の団長は、ナタリー・バイ。前出のフランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールらヌーベルバーグの巨匠監督たちに愛された、フランスを代表する女優のひとりである。
そう、フランス映画史を語るうえで欠かせない監督が、トリュフォーとゴダール。1950年代終わりに登場し、ロケ撮影を中心とし、同時録音、即興演出といった手法で製作した作品群は、ヌーヴェルヴァーグ(新しい波)と呼ばれた。とりわけゴダールのデビュー作『勝手にしやがれ』(1959年)は衝撃を与えた。その後もゴダールは意欲的な作品を発表し続け、今年のカンヌ国際映画祭では3D作品『3X3D』が放映されている。
ゴダールについては多数映画評論があり、現代の若者にとっては"難解なのでは..."と思う人もいるかもしれないが、最近では【新作は3D】映画監督ゴダールについて私が知ってほしい二、三のまとめなど、 "初心者向け"にわかりやすく解説したページも多数。また、フランス映画祭に合わせ、WOWOWではフランス映画特集をおこなうなど、この6月はフランス映画が盛り上がる。テレビ以外にも、auが提供するビデオパスでは常時『軽蔑』『気狂いピエロ』『アルファヴィル』など7本が視聴可能。インターネットの発達により、気負わずゴダール作品を手に取ることができるのだ。
"人間"を描くのが得意なフランス映画。今はアプリでいつでもどこでも視聴可能――映画に接するスタイルが多様化し、より親しみ易くなることで、改めてフランス映画ブームがくるかもしれない。
参考リンク
・【新作は3D】映画監督ゴダールについて私が知ってほしい二、三のまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2136956135480041501
・フランス映画祭2013
http://unifrance.jp/festival/2013/
・auビデオパス
http://www.videopass.jp/
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