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ビヨンセやセレブが愛用するラップドレスの歴史
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ビヨンセやセレブが愛用するラップドレスの歴史

2013-01-12 22:00
    Filed under: ゴシップ, セレブのファッション, ダイアン・フォン・ファステンバーグ, ファッション, カルチャー, セレブ・ゴシップ

    エルメスのバーキンにバーバリーのトレンチ、クリスチャン・ルブタンのヒールなど、おしゃれな女性たちのクローゼットの中にいつまでも定番として残り続けるクラシックなアイテムはいくつかある。ダイアン・フォン・ファステンバーグのラップドレスもその1つだろう。キム・キャトラルからビヨンセといったセレブも着用する、ダイアンが発明したシンプルな前あわせのドレスは今や、全世代の女性たちにおなじみのものとなった。

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    ダイアンが自身のデザインビジネスを始めたのは、ドイツの皇族の子孫であった前夫と結婚中の1970年代初めのことだった。もっとも、金銭的な理由で働く必要はなかったのだが、強く、自立した女性になりたかったのだとか。そんなダイアンがラップドレスのアイディアを思いついたのは、ジュリー・ニクソン・アイゼンハワー(米ニクソン大統領の娘で、ドワイト・D・アイゼンハワー大統領の孫デヴィッドの妻)がテレビでラップ状のトップスをスカートと合わせて着ているのを見つけたときだった。

    その後彼女は、ラップ状のトップスをドレスのように仕立てはじめた。このファッションは瞬く間に好評を博し、1975年には1週間に何千枚ものラップドレスを作るまでに。さらに1976年にはダイアン自身が女性解放のシンボルとして、『Newsweek』誌の表紙を飾った。そのユニバーサルなスタイルは、主婦から映画スター、政治家に至るまで幅広い支持を獲得。ラップドレスはダイアンが考える自立した女性、そして70年代の女性解放運動を象徴する好例となった。

    かくしてラップドレスは、女性のワードローブの定番となった。ダイアンは自身の成功の秘訣として、女性ならではの考え方でやってきたことを挙げている。彼女のラップドレスはジャージ素材で出来ていて、体に過度に密着することなく、女性の丸みを帯びた体型にも素晴らしくフィットする。そのスタイルはダイアンのデザインビジネスが休業し、再開されるまでの間も衰えることはなかった。ファション界の注目の的から距離を置いた彼女はその後、短期間コスメティックと家の装飾に携わる仕事をしたが、その後パリに飛ぶ。そして1997年に、人々の喝采の中ファッション業界にカムバックした。

    現在も売れに売れているラップドレス。時代に合わせて多少の変更はあるものの、オリジナルのスタイルを保っている。もしあなたが時代に左右されないドレスを探しているなら、ラップドレスはオススメだ。あなたのスタイルを魅力的に見せ、なおかつ絶対に古臭くならないのだ。そう、ダイアンは(今を生きる)あなたのためにそのドレスをデザインしたのだということをお忘れなく。

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