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【連載:シネマ守銭奴】『映画 鈴木先生』の見どころ(銭どころ)
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【連載:シネマ守銭奴】『映画 鈴木先生』の見どころ(銭どころ)

2013-01-15 19:30
    Filed under: ムービー, 【連載:シネマ守銭奴】, 映画

    話題のマンガ TVドラマ化 ノリで映画化、みたいな流れは最近の邦画ではよくある傾向ですが、この流れで作られた映画は「ヤダ、なんだか広告代理店の匂いがプンプンするっ」という先入観のためか敬遠してしまいがちです。

    cstitle-386-300.jpgしかし、今回取り上げる『鈴木先生』に関しては、TVドラマ版が一部で熱狂的に支持されているのが気になり、ミーハー気分でDVDを借りてみたところ、あまりにハードな中学生日記ぶりに悶絶してしまい、「もうやめてー!」と何度も呻きながら全話見てしまいました。なのでこの度の映画公開も密かに楽しみにしていた次第です。そんな悶絶学園ドラマ鈴木先生の映画版、お値段いかほどでしょうか・・・【銭払いポイント】
    ・相変わらず小生意気な生徒たちに悶絶!・・・800円
    ・竹地(生徒名)がTV版より大人っぽい面構えになっていて感動・・・200円
    ・選挙制度そのものを糾弾!?出水(生徒名)の大演説を我々大人、とくに政治家は心して聴くべし!・・・1,000円
    ・TV版でぶっ壊れた足子先生(富田靖子さん)が新たな能力を身につけてカムバック!?・・・300円
    ・朝ドラのあいつがダークナイトのジョーカーよろしく大暴れ!・・・300円

    【銭返せポイント】
    ・「生徒少なっ!」全校生徒が集まる体育館シーンは映画用に生徒数を盛ってもよかったのでは?(少子化時代で実際あれくらいなのか?)-200円
    ・浜野謙太さん演じる引きこもり青年のキャラクターが少し短絡的では・・・・-200円

    そんなわけで、本作『映画 鈴木先生』は、2,200円の価値あり!

    基本的に、鈴木先生の心の声や生徒たちのディベートが多くを占めるドラマなので、はたして映画にむいているのかなという懸念もありましたが、やや強引ながらも映画的な盛り上げもあって、娯楽作として十分楽しめました。
    TV版を見てなくても楽しめる内容だと思いますが、生徒や先生のキャラクターを知った上で映画を観たほうが格段に面白いと思うので、DVD等で予習してから劇場に行くことをお薦めします。あと、映画鈴木先生の公式HPには、生徒たちの直筆プロフィールが載っていまして、これが酒の肴には最高です。ヒロイン小川蘇美を演じた土屋太鳳さんの文字がなんかスゴい。

    若干ステルスマーケティングみたいになってきたのでこの辺で終わります。

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    (C)2013映画「鈴木先生」製作委員会
    オフィシャルサイト / Facebook / twitter

    「映画 鈴木先生」
    ストーリー:独自の教育理論で理想のクラスを目指す中学の国語教師鈴木(長谷川博己)。女生徒の小川(土屋太鳳)を中心人物として扱ううち、彼女の魅力にとりつかれ、良からぬ妄想に悩む。そんな中、鈴木の妻(臼田あさ美)の妊娠や学校のOBの立てこもり事件が発生し...
    監督: 河合勇人
    キャスト: 長谷川博己、臼田あさ美 ほか
    上映時間: 124分
    2012年/日本

    2013年1月12日(土)より、角川シネマ新宿、丸の内TOEI、渋谷TOEI他にて全国ロードショー!

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    sigo.jpg死後
    イラストレーター。1977年生まれ、愛知県出身、東京在住。蟹座。 「死後」という使いづらいペンネーム且つ節操のない画風で、雑誌、書籍、CD、web等、様々な媒体で活動中。
    主な仕事・・・NHK「おやすみ日本」眠いい昔話コーナー/CD『ほーひ』mmm/書籍『コケはともだち』藤井久子著/雑誌anan、BRUTUS他  ホームページ http://nagaihip.mine.nu/

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