先日、キユーピーが、「キユーピー マヨネーズ」の500gを450gに減量すると発表し、話題をよんだ。
「キユーピー マヨネーズ」は消費者のニーズに合わせ、50g・200g・1kgなど9種類のサイズで販売展開している。なかでも500gは1964年の発売以来、約50年もの間愛用されており、日本のマヨネーズ生産量(家庭用・業務用計)の約2割を占める。しかし同社は近年、キユーピーが推奨するマヨネーズを美味しく食べるための日数と、実際の消費スピードにズレが生じてきたためとして、50g減らすことを発表した。
以下はキユーピーが発表したニュースリリースだ。
『マヨネーズをおいしく食べていただくために、開封後30日以内に使い切っていただくことを推奨しています。しかし、近年の急速な世帯構成人数の減少や高齢化を背景に、500gのマヨネーズ1本を使い切るまでの日数(使用期間)の平均は年々増加傾向にあり、2012年には約34日と、30日以内に使い切れない状況が見受けられるようになりました(キユーピー調べ)。
そこでキユーピーでは、いつもおいしいマヨネーズを食べていただくための適正容量は450gであると考え、容量を変更することにしました。価格は据え置きせず、内容量に見合った価格に変更します。』
10月18日出荷分の商品から、450gで350円(税抜)になる予定。これまでは500g 参考小売価格が382円(税抜)なので、確かに約1割分の価格は下げられている。
このことについて、ネット上では
「使用日数も調査してたんだな」
「価格も下げてるしメーカーとしての拘りがいいね」
「安くなるなら別にいいや」
「値段下げるなら良心的だわ 」
と、小売価格も下げる企業姿勢を評価する声が多数あがったが、同社はそもそも食料油価格の高騰を受け、7月出荷分より値上げもしていた。疑問を持った人のなかには
「A) 500gで382円 = 100gで76.4円
B) 450gで350円 = 100gで77.7...円
100gあたりだと約1.38円の値上げじゃねーかよ (怒」
「357円/500g (6月まで)
382円/500g (7月より)
350円/450g = 389円/500g(8月7日より)」
と細かい計算をする人たちも登場。もちろん、200g入りが189円、50gが67円(いずれも税抜)ということを考えても、容量が少なくなれば割高になるのは当然なのだが、「これは巧妙な値上げだろ」と捉える人も。
また、賞味期限については、「開封後30日以内だったのか、知らなかった」という声のほか、
「3ヶ月たっても使い切れない」
「500gのマヨネーズだったら使い切るのに半年以上かかるかなー」
「使い切るのに1年かかるわw」
「家族四人で使いきったこと一度もない」
と、確かに使い切れないという声も多く上がった。しかし一方で、
「そういやマヨネーズ使わねぇなぁ最近 」
「何ヶ月おきっぱなしだろう・・・ 」
「確かに冷蔵庫にはいつ買ったか覚えていないマヨがあるな」
「そう言えばウチにはマヨネーズがなかった」
「マヨラーってまだいるのかな」
など、すっかりその存在を忘れているほど、"マヨ離れ"がうかがえる声の数々も。
"マヨラー"も今は昔。ヘルシー志向の今、油の多いイメージのマヨネーズは大量に使うものでもなく、さらに"大容量ボトル型"は一世帯あたりの人数が減っている現代の形態として合わなくなっている事実は否めないようだ。
【参照リンク】
・キユーピー ニュースリリース
http://www.kewpie.co.jp/company/corp/newsrelease/2013/44.html
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