• このエントリーをはてなブックマークに追加
おそロシアの戦車を使った新競技「タンクロン」 露防衛庁長官は規模拡大を示唆
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

おそロシアの戦車を使った新競技「タンクロン」 露防衛庁長官は規模拡大を示唆

2013-09-23 11:00
    Filed under: 国際, スポーツ, アフター5, トピックス

    おそらく普通のスポーツ競技には飽きてしまったのだろう。ロシアで8月、本物の戦車を用いたバイアスロン、その名も"タンクロン"が開催された。いったいどんな競技なのだろうか...?

    russia-1379899878.jpg
    このタンクロン、もちろん世界初の"競技"である。記念すべき第1回目の今回は、ロシア軍が各地に配備している戦車クルーのメンバーで構成されたロシア先発チームを始め、かつて旧ソ連だったカザフスタン、アルメニア、ベラルーシの3国の戦車部隊から選りすぐりのメンバーが参戦したという。ちなみに使用された戦車は、冷戦後のロシア陸軍を象徴するT-72Bs(をカラフルにペイントしたもの)である。

    各国のチームは優勝を目指し、様々な障害物やイベントで構成された全長6キロ以上のコースを爆走。2キロ先の標的をキャノンで狙う射撃や、対戦車砲を模したターゲットをマシンガンで撃ち落とすイベント、さらに橋を渡ったりバリケード封鎖を突破したり地雷の埋められたエリアを走破したりと、その本格的な内容はガチの軍事訓練さながら。まさに「そこまでやるか?」なハードさだ。

    なお、優勝はロシア、つづいてカザフスタン、3位ベラルーシ、4位アルメニアという順位となったようだが、かつて同じ軍人として極限の緊張状態を生き抜いてきた国同士とあって、なかなかの接戦を見せたということだ。

    思いつきの規模がデカすぎる


    今回、世界中のミリタリーオタクたちの熱いまなざしを集めながらも一般観覧はなく、観客席にいた約3000人のほとんどが軍関係者やその親族だった。しかし、早くもロシア防衛庁長官はかなりの手応えを感じたらしく、今後は規模を拡大して一般公開するつもりだとか。既にアメリカ、ドイツ、イタリア軍の戦車部隊に出場を打診しているとのことだが、アメリカは「依然として考慮すべき事項が多すぎるため」保留、ドイツもまだ返事を出していない状態らしい。ぜひ参加してもらいたいものだが。

    サッカーW杯を筆頭に、スポーツは"代理戦争"などとよく言われるが、それにしたってタンクロンはあまりにリアルだ。ガチの戦争を連想させる生々しさだし、各国が首を縦に振らないのは無理ないかも...?


    【参照リンク】
    ・Armored Sports - Russia Holds World's First Ever Tank Biathlon
    http://www.odditycentral.com/events/armored-sports-russia-holds-worlds-first-ever-tank-biathlon.html#more-37182

    ■関連リンク
    【おそロシア】運転中に携帯電話の女性が対向車に衝突! ブチ切れた被害者は...
    【動画】車のメーカーを当てまくるロシアの2歳の女の子が可愛すぎる
    【おそロシア】プーチン大統領離婚でネット上では「夫人大丈夫か・・・」の声





    Permalink

     | Email this | Comments

    RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2013/09/22/russia/
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。