日本でも「Hulu」などの動画配信サービスが人気を集めているが、アメリカでは2700万人の会員を擁する同サービス「Netflix」で今年2月に独占放送されたデヴィッド・フィンチャー監督、ケヴィン・スペイシー主演の政治サスペンスドラマ『House of Cards(原題)』が「歴史を作った」と話題になっている。
その理由は、先日開催された"ドラマ界のアカデミー賞"ともいわれるエミー賞で、ネット放送オンリーのドラマとしては初めて受賞したから。作品賞、監督賞、主演男優&女優賞など主要部門含む9部門でノミネートされ、監督賞、キャスティング賞、撮影賞の3部門を受賞。『ブレイキング・バッド』『ホームランド』『ゲーム・オブ・スローンズ』など並みいる良作を蹴落としての受賞に授賞式も大いに沸いたという。
地上波やCS放送は一切なし、ネットのみの配信ドラマであるにも関わらず、100億円近い巨額の製作費が投入されたことでも話題になった本ドラマは、イギリス人作家マイケル・ドブズの同名小説が原作。しかも『セブン』でフィンチャー監督とタッグを組んだアカデミー賞俳優ケヴィン・スペイシーが主人公の悪徳政治家役を演じているというから重厚さに拍車がかかる。ケヴィンの妻役にロビン・ライト、またデヴィッド・フィンチャー版『ドラゴン・タトゥーの女』でブレイクしたルーニー・マーラの実姉ケイト・マーラも出演するなど、共演陣もハリウッド一流の布陣。
物語はというと、ケヴィン・スペイシー演じる政治家フランクは、大統領選に尽力したにも関わらず、見返りに用意されるはずだった国務長官の座を新大統領によって反故にされてしまう。復讐心に燃える彼は大統領失墜の陰謀を企て、手段を選ばぬ復讐劇を遂行していく――といったもの。
『House of Cards』アメリカ版トレーラー
日本では『ハウス・オブ・カード 野望の階段』として、NOTTVにて10月5日(土)から、IMAGICA BSにて10月9日(水)からそれぞれ放送開始。秋の夜長は陰謀と欲望が渦巻く大人の政治サスペンスに身を投じてみるのもいいかもしれない。
【参照リンク】
・『ハウス・オブ・カード 野望の階段』NOTTV特集サイト
http://www.nottv.jp/special/hoc/
・『ハウス・オブ・カード 野望の階段』IMAGICA BS特集サイト
http://www.imagica-bs.com/yabou/house_of_cards/
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