「あけおめ」や『天空の城ラピュタ』のバルス祭り・・・などなど、すさまじい数のツイートがなされるが、そんな中でも「世界中でも日本におけるツイートの愛され方はハンパない」と<mashable.com>が報じている。
老いも若きも夢中になるTwitterは当然海外でも人気だが、特に日本ではTwitterを愛してやまない人が多いようだ。
コムスコアによるインターネット利用動向レポート「Future in Focus」によると、2013年5月の時点で、日本のネットユーザーの30%がTwitterを使っている(または使っていた)という。これはアメリカの26%と比べるとやや高い。またSNSでみると、日本ではFacebookよりもTwitterのほうが浸透しているそうだ。また、Twitterのヘビーユーザーは15歳から24歳の男女で、これに対しFacebookのヘビーユーザーは35歳から44歳の女性だという。
<日本でTwitterがウケている理由>
・日本文化と"カワイイ"
140文字という限られた中でも、日本語は英語に比べて多くの情報を詰め込むことができることが大きい。また、コロンビア大学ビジネススクールのジョセフ・プラマー教授は、Twitterのロゴにはポケモンやハローキティのようなかわいらしさがあることも一因だとしている。(短歌や俳句といった)短文で何かを伝える文化も無関係ではなさそうだ。
・早くから携帯+ネットに親しんでいた
一方、カナダ・マギル大学のトマス・ラマール教授は、日本人が早くから携帯電話を通じてネットに親しんできたことを挙げる。アメリカ人の多くは00年代後半まで携帯電話でネットを使ってこなかったが、日本の携帯電話ユーザーは早いところで90年代後半にはネットサーフィンをしていた。日本人は2006年にTwitterが登場する前から、携帯電話でも使える日本独自のSNSであるmixiで自分の近況を知らせたり、写真などを投稿するのに慣れていたので、Twitterを受け入れる素地ができていたのだという。
・携帯電話と接する時間の長さ
Twitterが使われる背景で、アメリカと大きく異なるのは"通勤"だろう。車通勤が多いアメリカとは違い、日本、特に都市部では電車で1時間から2時間かけて通勤する人は多い。結果、通勤時に携帯電話と接する時間が長くなり、自分の状況をこまめにアップデートする人が出てくるわけだ。
・匿名性
プライバシーが守られるのも人気の理由。実名が原則のFacebookに対し、Twitterでは自由にアカウント名が付けられる。つまり自分の正体を隠せるのだ。
・アジア諸国との利用環境の違い
お隣・韓国もネット大国だが、Twitterと似た携帯電話のメッセージサービス"カカオトーク"が高い人気を誇っている。またインドでは"(携帯電話の)機能に限りがあり"、中国ではTwitterに規制が入る、というか遮断されている(中国ではTwitterに似た"微博(ウェイボー)"というサービスがある)。
【参照リンク】
・Twitter's Top 5 Accounts Are All in Japan - Here's Why
http://mashable.com/2013/10/22/japan-loves-twitter/
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