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ポン・ジュノ監督最新作『スノーピアサー』 ソン・ガンホの出演は脚本前から決まっていた
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ポン・ジュノ監督最新作『スノーピアサー』 ソン・ガンホの出演は脚本前から決まっていた

2013-12-12 12:00
    Filed under: 国内, カルチャー, 映画, アフター5, トピックス

    AOL Newsが総力を挙げてお届けする映画『スノーピアサー』8週連続連載。第二弾は、ポン・ジュノ監督にとって無くてはならない韓国の名優ソン・ガンホの登場だ。


    ソン・ガンホといえば、『殺人の追憶』(03)、『グエムル-漢江の怪物-』(06)と、ポン・ジュノ監督の作品で起用され、その存在感と演技力を世界に知らしめてきた。

    そんな彼に今回与えられたキャラクターは、新たな氷河期を迎えた地球を走る"ノアの方舟的列車"「スノーピアサー」のセキュリティを設計したスペシャリスト=ナムグン・ミンスである。クロノール中毒により狭い独房に監禁されていたナムグンだったが、富裕層への反乱を試みる主人公カーティス(クリス・エヴァンス)らが車両ごとのセキュリティ突破のために彼を助け出し、共に先頭車両を目指すことになる。

    ナムグンと同じくクロノール中毒で監禁されていたナムグンの一人娘ヨナ(コ・アソン)もこの時助けられるのだが、17年間ひたすら走り続ける列車の中で生まれたヨナは、ある特別な能力を持った存在で・・・とこちらも単なる娘役では終わらない重要な役どころ。演じるコ・アソンは、ポン・ジュノ監督『グエムル-漢江の怪物-』でもソン・ガンホと親子役を演じていたのも面白い巡り合わせだ。

    さて、今回初公開されたビジュアルは、ナムグンの体にヨナが掴まり、共に何かを見つめている場面。



    列車が氷山にさしかかり誰もが床に伏せている中で、何かに心を奪われたかのようなナムグンの眼差しが印象的なカットだ。人類の未来を賭けた戦いを描く本作の中で、ドラッグ中毒である彼らの言動は時にコミカルな一面もあり、作品に奥行きを与えている。

    監督によれば、ソン・ガンホは脚本執筆前に出演を快諾。互いに最も信頼しあったふたりが生んだナムグンの存在感は、是非、映画館で堪能してほしい。

    ソン・ガンホは、今年だけでも出演作『スノーピアサー』『観相(原題)』(来春日本公開予定)の2本が韓国で共に観客動員900万人を超える大ヒットを記録。現在続々と発表されている韓国やアジアでの賞レースを席巻している、名実ともにアジアを代表する名優だ。監督との再タッグに胸を躍らせるファンも多いはずだが、世界各国から実力派俳優陣が集まる中で、監督にとって特に思い入れの強いキャスティングだという。ソン・ガンホにとって初めての海外キャストとの共演となる『スノーピアサー』で、どんな演技を披露してくれるのか、今から期待が高まる。

    『スノーピアサー』は2014年2月7日(金)、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー

    ■ソン・ガンホ
    1967年1月17日、韓国、慶尚南道金海生まれ。兵役後に演劇界で俳優のキャリアをスタートさせ、『豚が井戸に落ちた日』(96/ホン・サンス)で映画デビュー。その後『クワイエット・ファミリー』(98/キム・ジウン)、『シュリ』(99/カン・ジェギュ)、『JSA』(00/パク・チャヌク)、『反則王』(00/キム・ジウン)、『復讐者に憐れみを』(02/パク・チャヌク)といった大ヒット作に相次いで出演。ポン・ジュノ監督とは、『殺人の追憶』(03)、『グエムル-漢江の怪物-』(06)に続いて3作品目。名実共に韓国映画界を代表する実力派の人気俳優として、国内外で高い評価を得ている。その他の主な映画出演作は、『大統領の理髪師』(04/イム・チャンサン)、『南極日誌』(05/イム・ピルソン)、パク・チャヌク監督作『親切なクムジャさん』(05)、『渇き』(09)、『シークレット・サンシャイン』(07/イ・チャンドン)、『グッド・バッド・ウィアード』(08/キム・ジウン)、『凍える牙』(12/ユ・ハ)など。近作には韓国で910万人を超える大ヒットを記録した「観相(原題)」(ハン・ジェリム/来年春日本公開予定)、「弁護人(原題)」(ヤン・ウソク)が2013年12月韓国公開予定。名実共に韓国映画界を牽引する名俳優のひとりである。

    ■コ・アソン
    1992年8月10日、韓国、ソウル生まれ。MBCスター誕生でグランプリを受賞しデビュー。ポン・ジュノ監督の『グエムル-漢江の怪物-』(06)で映画デビューを果たす。その演技力に映画界の期待の星として注目を集める。その他主な出演作は、「Radio Days」(07/ハ・ギホ)、「Happy Life」(07/イ・ジュニク)、『冬の小鳥』(09/ウニー・ルコント)、「Duet」(12/イ・サンビン)など。映画だけでなく、12年にはテレビドラマ「ドラゴン桜」にも出演し幅広く活躍。

    (C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS

    【参照リンク】
    ・『スノーピアサー』公式サイト
    http://www.snowpiercer.jp/

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