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坂本美雨が、プロデューサーに蓮沼執太を迎え、1年7カ月ぶりのオリジナル・アルバム『Waving Flags』を3月5日(水)に発売する。


ニューヨークのThe Shanghai Restoration Project とのタッグにより、エレクトロと美しい歌声の融合を実現させた3つのアルバムを発表してきた坂本美雨。さらに昨年6月にリリースした自身初のベスト・アルバムを経て、新たな一歩を踏み出した彼女が発表する今作は、"大事な人にもう良いことしか起こらない、というおまじない"をキーワードに制作されたものだという。

音楽によっておまじないを掛け続けたい、と坂本美雨は話しているが、その言葉の持つやさしいイメージとは裏腹に、彼女の指す"おまじない"とは大事な人を守るという強い意志と、時に死という自然のルールにすら抗う強い力を意味するようだ。そして、「良いことしか起こらない場所はここにあるよ」という目印の旗を振るという意味で、今作には『Waving Flags』というタイトルが付けられている。坂本美雨と音楽隊が奏でるやさしく、明るく、色鮮やかなサウンドは春の訪れの様に世界中を癒していくだろう。

プロデューサーである蓮沼執太は、実験的なサウンドを軸としたソロワークのみならず、数々のCM音楽の制作を手掛けるなど幅広い活動で高評価を得ている音楽家。最近では自ら指揮を執る大人数のオーケストレーションバンド"蓮沼執太フィル"の活動でも話題となっており、1月15日にリリースしたアルバム『時が奏でる』も好評だ。そんな彼が夢の中で聴いたメロディをピアノで弾き坂本美羽に送った楽曲「ドア」に端を発し、今作『Waving Flags』のプロデュースが決定したのだという。

参加アーティストは、蓮沼執太フィルのメンバー達の他、村田シゲ(□□□)、伊藤大地(SAKEROCK)、ゴンドウトモヒコ(pupa)、戸高賢史(Art-School)、環ROYなど。また、sleepy.ab 成山剛提供楽曲「ピエロ」、illionカバー曲「HIRUNO HOSHI」、□□□カバー曲「おとぎ話」も収録されている。今回もほとんどの収録曲の作詞を坂本美雨自身で担当。蓮沼執太や参加ミュージシャンと集中的にスタジオに入り、濃密な制作期間を過ごしたようだ。

蓮沼執太は自らのブログで、今回のプロデュースに関して以下のように述べている。
自身はじめてのプロデュース作品になっています。
新曲書いて、アレンジして、演奏指示して、ミックスしています。
このアルバムも何処かの媒体でお話するチャンスもあると思うので、
そこで詳しく書きたいと思いますが、
過去の自分の音楽制作やフィルでの集団制作や他ジャンルの方との共同制作などの経験がダイレクトに影響されている、聴き応えある音楽になってます。

【参照リンク】
・坂本美雨 オフィシャル・サイト
http://www.miuskmt.com/
・坂本美雨 Facebookページ
https://www.facebook.com/MiuSakamotoOfficial

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