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2月1日にプロ野球のキャンプが解禁となり、優勝を目指す各球団の選手たちが現在、日本各地で汗を流している。新人や主力選手の調整具合、けが人の有無など、プロ野球ファンはキャンプ情報に興味津々だが、選手にとってのキャンプは、文字通りの"野球漬け"となる地獄の時間。その1か月をいかに過ごすかが、その年の成否を決めるといっても過言ではない。そこでいささか強引ながら、「キャンプ宿泊地の快適度」から今年のプロ野球を占ってみよう。


プロ野球キャンプは、かつてはキャンプを海外で行うチームもあったが、ここ最近は全球団が日本、しかも大半が沖縄で行うようになっている。2014年も、1軍キャンプに限って言えば、西武とソフトバンクを除く10球団が全ての、もしくは一部のキャンプを沖縄県で行い、まさにキャンプ地のメッカ。その内訳も本島、宮古島、久米島、石垣島とバラエティに富んでいる。

キャンプを行う際に選手が宿泊するホテルは、オフィシャルな形で発表されることはない(キャンプ地や時期は公式発表される)。しかし、旅行会社が「選手と同じホテルに宿泊」というツアーを組んでいたり、地元の観光協会がHPで記載していたりする上、スポーツ紙にもホテル名は掲載されている。よって宿泊先は"明かされたもの"とみなし、それを踏まえた上で、旅行サイト「楽天トラベル」口コミの「総合評価」欄の得点を、昨年の成績上位から並べてみた。(数字は5点満点。2月9日時点)

【セ・リーグ】
巨人 4.29(沖縄2次キャンプ)
阪神 4.17
広島 4.37(2次キャンプ)
中日 4.16
DeNA 4.24
ヤクルト 4.15

【パ・リーグ】
楽天 4.00
西武 3.88
ロッテ 4.49
ソフトバンク 4.50
オリックス 4.14
日本ハム 4.26

こうして並べてみると、必ずしも成績上位のチームが宿の総合評価が高いところに宿泊しているわけではない点も興味深い。その中でも高評価な宿に宿泊しているのはソフトバンクとロッテの2チーム。せっかく良いところに泊まった彼らが、今シーズンの成績をどう残せるか、注目していくことにしたい。

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