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こんにちは、セブ山です。

みなさんは「白雪姫」というおとぎ話をご存知でしょうか?

知らない人はいないと思いますが、簡単にあらすじをおさらいしましょう。

「白雪姫」
むかしむかし、あるところに白雪姫というとても美しいお姫さまが住んでいました。
ある日、白雪姫の継母が、いつものように魔法の鏡に「世界で一番美しいのは誰?」と聞くと、魔法の鏡は「白雪姫」と答えます。
怒った継母は、手下に白雪姫を殺すように命じますが、白雪姫は命からがら逃げだします。
その先で出会った、七人の小人たちと楽しく過ごしますが、まだ白雪姫が生きていることを知った継母が、怪しい老婆に化けて彼女に毒リンゴを渡しにやって来ます。
何も知らない白雪姫はその毒リンゴを口にしてしまい、息絶えてしまうのでした...


最終的に、王子様のキスにより白雪姫は再び目覚めてハッピーエンドになるわけですが、重要なのはそこではありません。

やはり、このお話の肝になるのは、なんと言っても「白雪姫が怪しい老婆から渡された毒リンゴを食べてしまうシーン」でしょう。



でも、ちょっと待ってください!

子どものころに白雪姫の絵本を読んでから、ずっとこのシーンにモヤモヤしていました。

だって、明らかに怪しい老婆からリンゴをもらったとしたら、あなたはかじりますか?

僕ならかじりません。だって、怪しいから。

しかし、白雪姫は、まんまと毒リンゴをかじります。

いくら「おとぎばなし」といえども、都合が良すぎませんか?

もし、怪しい老婆にリンゴを渡されたとしたら、人は本当にかじるのでしょうか?



というわけで、実際に老婆に化けて実験してみることにしました! イーッヒッヒッヒ!

【実験方法】



1、怪しい老婆に扮したセブ山が、街行く人にひたすらリンゴを配りまくります。

2、リンゴを受け取ってくれた人は、その後リンゴをかじるのか観察。

3、実際にかじる人がいたら、その場でネタばらしをして「なぜ、かじったのか? 怪しいと思わなかったのか?」を聞き出します。





こんなに怪しい老婆から手渡されたリンゴをかじる人など本当にいるのでしょうか?

それでは、いよいよ実験スタートです! イーッヒッヒッヒ!



ちなみに今回の実験は、街行く人のリアルなリアクションを撮るために、カメラ班はかなり遠くから離れて撮影します。



現代の街中に突然あらわれた老婆。

しゃべると老婆ではなく成人男性だと正体がバレてしまうので、無言でリンゴを配り歩きます。

明らかに怪しいです。

リンゴをかじる以前に、そもそも、リンゴを受け取ってくれるのでしょうか?



実験開始から早くも30分経過。

一向に誰もリンゴを受け取ってくれません。



街中でリンゴを配ってみてわかったのですが、現代人はほとんど全員が歩きながらスマートフォンをいじり、画面の中に夢中になっています。

怪しい老婆の存在に気づかずに通り過ぎる人が大半です。



複数人の集団だとこちらの存在に気付いてはくれますが、「おい、見ろよ!」「なんだ、あれ!」と笑いながら通り過ぎてしまいます。

みなさん、リンゴはお嫌いですか?



バスの停留所に並んでいる人たちに配りに行ってみましたが、こちらも総員そっぽ向き!

見事なまでに全員に背中を向けられてしまいました。



おーい! 現代の白雪姫やーい! どこにいるんだーい!

リンゴを受け取っておくれー!

【老婆の姿でリンゴを配ってみてわかったこと1】

現代人は怪しい老婆に冷たい。




その後も、配り続けますがリンゴをかじる人どころか、受け取ってくれる人すらあらわれません。

やはり、おとぎばなしは、あくまで「おとぎばなし」なのでしょうか?

現実には、白雪姫のような人は存在しないのでしょうか?



そろそろ肉体的にもキツくなってきました。

老婆に化けるためには、ずっと腰を曲げていないといけないからです。

これがとにかくキツイ。

たまに、背筋を伸ばすストレッチをしないと腰がぶっ壊れてしまいそうです。


...と、その時!



白人女性「Excuse me...(ちょっといいですか?)」

セブ山「!?」


いきなり白人女性に話しかけられました!

突然のことにテンパってしまいました。



白人女性「Can I take a picture of you?(あなたの写真を撮ってもいい?)」

セブ山「お、オッケー!」


どうやら、僕の写真を撮りたがっている様子。

これはリンゴを受け取ってもらえるチャンスかも!?

もちろん、写真撮影をOKしました。



セブ山「リンゴ、受け取ってプリーズ!」

白人女性「oh! Thank you! アリガトウゴザイマース!」


やったー! ついにリンゴを渡すことができたぞー!

しかも、本当に白雪姫のように美しい白人女性に!

さあ! はたして、彼女はリンゴをかじるのでしょうか!?



白人女性「I am in a hurry! Bye!(それじゃあ、急いでいるからまたね!)」

セブ山「えっ!?」



セブ山「あっ...ちょっと待っ......」

【老婆の姿でリンゴを配ってみてわかったこと2】

現代の白雪姫は忙しい。



その後、彼女は足早にその場を立ち去ってしまったので、リンゴをかじるのかどうかは確認できませんでした...



絶好のチャンスを逃してしまい、さすがに心が折れたので少し休憩をします。



時計を見ると、実験開始からすでに3時間が経過していました。

リンゴをかじる人があらわれないまま実験は失敗に終わってしまうのでしょうか...?



ところで、リンゴを配りだしてから、周辺をやけに警察官がウロウロし出したのですが、何か近くで事件でもあったのでしょうか?

物騒な世の中ですね。



少し休憩をして、実験を再開。

やはり、このままでは実験は終われません!

最後の力を振り絞って、リンゴを配り続けます。



しかし、最悪な時こそ、連続して最悪なことは起きるもので、雨が降って来ました。

マジで最悪です。

街行く人たちは、一斉に傘を差しだして、ますますリンゴを受け取ってもらいづらくなってきました。



セブ山「もう...ダメだ......怪しい老婆が配っているリンゴをかじってくれる人なんていないんだ......所詮、人は見た目で判断されるんだ...悲しいけど...これが現実だ......」



セブ山「もう...帰ろう......この世におとぎばなしのようなハッピーエンドは存在しないんだ...」


...と諦めかけた、その時!



男子高校生A「わっ! おい、見ろよ! 何かいるぞ!」

男子高校生B「うわっ! 本当だ! すげー!」

セブ山「!?」


男子高校生の集団が、こちらに興味を持ってくれている様子。



男子高校生A「ねぇねぇ、何してんの?」

男子高校生B「もしかして、そのリンゴを配ってるんですかぁ?」

セブ山「......」(しゃべったら老婆ではないとバレてしまうのでリンゴを無言で手渡す)

男子高校生C「え、このリンゴくれるの? やったー! もらうもらう!」

男子高校生D「オレもほしいー! ちょうだい!」

男子高校生E「オレも! オレも!」


好奇心旺盛な男子高校生5人組がリンゴを受け取ってくれました! やったぞ!

しかし、問題はここから!

彼らはリンゴをかじってくれるのでしょうか?



男子高校生A「でも、なんでリンゴを配ってんの?」

男子高校生B「これって本物のリンゴですか?」

セブ山「......」(無言でうなずく)

男子高校生C「(クンクン)」(リンゴの匂いを嗅いで本物か確かめている)

男子高校生D「やっぱ、これ本物のリンゴだ!」

セブ山「......」(無言でうなずく)

男子高校生E「なんで、何にもしゃべらないの?」

セブ山「......」(無言)

男子高校生E「すげぁ不気味だなぁ~」


明らかにこちらを怪しんでいる男子高校生たち。

しかし、ついにその瞬間が訪れます...!!!!



男子高校生D「まあ、いいや。おい、そろそろ行こうぜ!」

男子高校生C「そうだな、行こう」

男子高校生B「じゃあね! リンゴ、ありがとね! もらってくねぇ~!」




男子高校生B「(ガブリ)」



セブ山「あああああああああーーーーーーっ!!!!」



セブ山「かじったぁぁぁぁあああああああーーーー!!!!」

男子高校生B「えっ!?」

【実験結果】

怪しい老婆にもらったリンゴをかじる人は、

実在する!




ここで彼らにネタばらし...



男子高校生5人組に、まずは驚かせてしまったことを謝って、「人は怪しい老婆にもらったリンゴをかじるのか?」という実験をしていたことを説明。

そして、リンゴをかじった男子高校生Bくんに話を聞いてみることに。



セブ山「最初、怪しい老婆を見た時は、どう思った?」

男子高校生Bくん「変な人がいるなとは思いました。でも、東京ってそういうところなのかなと思って」

セブ山「え? みんなは東京の高校生じゃないの?」

男子高校生Bくん「違います、大分県から修学旅行で来ました!」

セブ山「そうなんだ! ところで、Bくんは怪しい老婆からもらったリンゴをかじったけど、抵抗はなかったの?」

男子高校生Bくん「なんか変だなとは思ったんですが、お腹が空いていたのでかぶりついちゃいました!」

セブ山「育ち盛りだなぁ...」



というわけで、「人は、育ち盛りだと怪しい老婆にもらったリンゴでもかじる」ということがわかりました!

リンゴを受け取ってくれた男子高校生5人組! そして、リンゴをかじってくれたBくん!

ありがとうございました!



じゃあね~! 修学旅行を楽しんでね~!



いやぁ、よかったよかった!

誰もリンゴをもらってくれないんじゃないかと諦めかけたけど、大分の純粋な高校生に救われたよ!

でも......



それが本物の毒リンゴならお前たちは今ごろ死んでるけどねー!!!!

イーッヒッヒッヒッヒ! イーッヒッヒッヒッヒ! ヒヒヒヒッ!


【結論】
怪しい老婆からもらったリンゴは、
決して食べてはいけません!!!!


というわけで、おとぎ話の世界と現代の世界とが交差するとこんな結果になりました!

さて、「おとぎ話の世界と現代の世界とが交差する」といえば、こんな海外ドラマをご存知ですか?




"禁断のミステリー"、いよいよ開幕!その町に隠された、誰も知らない「物語の真実」

なぜ、継母は白雪姫を忌み嫌ったのか? なぜ、赤ずきんは赤いずきんをかぶっていたのか? 現代の町に隠された誰もが知っている物語の秘密を描いた禁断のミステリー『ワンス・アポン・ア・タイム』。

全米では視聴者数1,300万人を誇り、既にシーズン3に突入。スピンオフドラマも制作されているほど超人気シリーズです。



その人気の秘訣は斬新なそのストーリーと、誰もが知っているおとぎ話の世界と現代の世界とが交差する巧みに練られた展開。あの有名なおとぎ話のキャラクターたちが、予想外の設定で次々と登場し、様々な謎と呪いがどう解けてゆくのか?にのめり込み、エピソードが進むほど"ハマる"海外テレビドラマです。

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