東京・六本木にて13日、今年ブランド創立100周年を迎える「Admiral(アドミラル)」が100周年記念レセプションを開催し、人気バンドTHE BAWDIESとのコラボレーションを発表。日本を代表するスタイリスト馬場圭介氏を交えてのトークセッションも行われた。
1914年、英国海軍の制服サプライヤーとして誕生したアドミラル。ロゴマークも海軍提督の袖章をモチーフに作られており、文字通り「歴史と伝統のある」トラディショナル・ブランドだ。1970年代にはスポーツブランドとして、マンチェスターユナイテッドやイングランドのナショナルチームのスポンサーシップを獲得し、世界的な知名度を高めた。2006年からは<双日ジーエムシー株式会社>が、日本国内でのフットウェアの展開中。"服を履く"をコンセプトに、伝統や時代をスニーカーを通して感じてほしいという。
ここで、ステージにTHE BAWDIESの4人が登場。今年結成10周年のアニバーサリーイヤーを迎える彼らが、100周年を迎えるアドミラルとコラボレーションし、オリジナルのブーツを製作することが発表された。
実はこのコラボ、「THE BAWDIESがビートルブーツ(ビートルズが履いていたことで知られるデザインのブーツ)を探しているが、4人分揃えるとなるとなかなかベストなものが入手できない」という噂を聞きつけたアドミラル側から「ウチで作らせていただければ」と提案し実現したものなんだとか。
そんなコラボ・ブーツについてROY(Vo,B)は、「僕らはステージで使わせていただくんですけど、やっぱり街中・ストリートでも使っていただきたいと思っているんです。ビートルズが使っていたものということで、ヴィンテージ好きの方には知られているけど、普段なかなか一般の市場では見かけないので、歴史のあるアドミラルさんにお願いして、ストリートで"古きよきもの"を広めていただけたら」と期待を語った。
製作にあたっては、もちろんメンバーの意見が反映される。さっそくROYから「ライブでは跳ねたりするから、実用性の面でも難しい注文をさせていただきます」、TAXMAN(G,Vo)から「ステージで激しく動くので、滑り止めとかついてるとうれしいですね」と、ミュージシャンのリアルな現場感覚に基づくリクエストが飛び出した。
続いて、大御所スタイリスト・馬場圭介氏を交えてのトークセッションがスタート。自身のブランドでアドミラルとのコラボ経験がある馬場氏は、今回発表されたブーツコラボ企画について「最近はミュージシャンの方でも、わりと普段着っぽいのがいいっていう人が多いなか彼らはスーツで。そういうところでもビートルズテイストを取り入れている。誰ひとり腰穿きをしてなくて、ちゃんとスーツを着られている。好きです」と語り、THE BAWDIESの面々からは「ありがとうございます」と感激の言葉が。
この日が初対面という両者だが、THE BAWDIESの衣裳を手がけるスタイリストの丸山晃氏がかつて馬場氏に師事していたなど、知られざる縁も。そのキャリアにおいて、ブレることなくイギリステイストを取り入れたスタイルを貫いている馬場氏について、ROYは「核となるこだわり、シンプルな土台があったうえで、表現している。音楽とファッション、道は違うかもしれないけれど、先輩として尊敬しています」と語った。
その後ショーは、馬場氏、ROY&TAXMANコンビによるDJタイムに突入。UK発のグッドミュージックを次々と繰り出し、フロアは熱気に包まれた。
アドミラルは昨年末から、公式サイト内に100周年サイトをオープン。さらに直接商品を選んでご購入できるオフィシャル・オンラインストアもオープンしているので、気になった人はチェックしてみよう。
【参照リンク】
・アドミラル100周年サイト
http://www.admiralfootwear.com/100th/
・オフィシャル・オンラインストア
http://www.admiralfootwear-store.com/
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