海外旅行や行き帰りの飛行機で、できるだけネイティブに近い英語の発音をしたつもりなのに、相手にうまく伝わらなかった経験を持つ人は少なくないだろう。どうやらそれは、人だけでなく車に対しても同じようだ。
<アウディ>の車に取り付けられた音声認識システムに向かって、自分の要求を英語で伝えるノルウェー人男性。その発音はノルウェー訛りというのか、いわゆる"正統なアクセント"とは若干異なるようだ。
その訛った発音で、音楽を聴こうと「プレイリスト」と叫んでみるも、音声認識システムから返ってくる言葉は「TV」。しかも、「(TVは)付いていませんから(キリッ)」なんて言われてしまった...。
無謀だとわかっていても、システムに向かって「俺はただ、音楽が聴きたいんだ!」と文句を言うと、今度は「一度にあれこれ言われては困ります。また、こちらの話の途中で割り込まないでください」的な、厳しすぎる返事が。
しかも「黙れ!(Shut Up)」という言葉に対してはなぜか「ナビゲーション(navigation)」、そして「お前なんか大嫌いだ!(I hate you!)」に対しては「ラジオ(radio)」と、似ても似つかない単語が返ってくる始末。ここまでくると、もうギャグとしか思えない。
【動画】https://www.youtube.com/watch?v=NmWRhhvf60Y
(※音を出してご覧ください)
比較的クセのない発音の「ミュージック!」ですら「そういったお名前はインストールされていません」と、冷たいお答えが。叫ぼうがわめこうが、"正しいアクセント"でない限り、この音声認識システムは頑としてリクエストを受け付けなかった。この映像を見た人々からは、
「伝わらないもどかしさ、私にもわかるわ。音声認識システムから嫌われてるのよ」
「酒を飲んでスマホに話しかけても伝わらないことあるしな」
「めっちゃウケるwww」
「怒らせるつもりはないけど、この人もう少し発音を直したほうがいいんじゃないの」
などなど、同情と自業自得だという声が半々といったところ。しかし、この男性の「違うよ」という発音はノルウェー語のそれ(Nei)にしか聞こえないので、システムが認識できないのも仕方ないだろう。
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