「『アナ雪』に続け! 」ということで、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンが送り出す最新映画、それが『ニード・フォー・スピード』! 人気レーシングカーゲームを原案にした本作には、マスタングをはじめ名だたる超高級スーパーカーがズラリ! これぞリアル"カーズ"!? とでも言いたいディズニー印のカーアクションについて、スコット・ワウ監督とスカイプで会話した! この人、『ネイビーシールズ』の監督でもあります。
―本作には、マスタングをはじめ名だたる超高級スーパーカーが登場します。車の選定基準は何だったのでしょうか。また、こうした60~70年代のスーパーカーを選択した理由は?
あくまでビデオゲームが元になっているということで、原作のビデオゲームに実際に登場する車のリストというものをEA(エレクトロニック・アーツ)にいただいて、そこから自分で、この映画によさそうな、自分の好きな車をチョイスしていって、自然となったかな。
―主人公が乗る名車フォード・マスタングは、過去の映画でも存在感を発揮しています。フォード・マスタングの映画との相性は、他社のソレと比べて、何が圧倒的に違いますか?
本作のマスタングはイメージ的には――やっぱり『ブリット』(68)のスティーヴ・マックイーンがモデルだよね。有名なストライプデザインといい、マスタングはものすごくこう、男っぽい、男くさい、こういかにも本当にマッスルカーという感じがするよね! 車体、フォーム自体がすごく男らしく、力強さを体現しているので、スクリーン映えするわけだ。
―監督がそれほど魅了される"車の魅力"とは、一言で言うと、どこにあるのでしょうか?
言葉では表現できないものだと思うが、とにかく疾走感やスピードの快感が最高だ。車以前にモトクロスの選手だったから、その時の経験も含め、走っている時のスピードの快感が一番の魅力だよね。で、"男と車"って永遠のテーマと言うか、車が好きじゃない男はほぼいないと思うけれど、憑りつかれるほどの魅力って、言葉では表現しにくいねえ(苦笑)。
―『ネイビーシールズ』の撮影時、次回作は車の映画を撮りたかったそうですね。それはなぜですか。また、『ニード・フォー・スピード』はもともと監督が撮りたかった車映画のイメージに合っていましたか? あるいは、まったく違ったイメージだったでしょうか?
『ネイビーシールズ』を撮っている時は、「この人って、ミリタリー系の映画がお得意の監督だな!」っていうステレオタイプにハマりたくなかった。だから、次はまったく違うタイプの映画を撮ろうと考えて、それと同時に、根っからの車好きで車のCMの監督なども何度も経験していたので、それが活かせるなということで車の映画を撮りたいぞと。でも、自分にはコンセプトがまるでなかった上に、アイデアもなかった。そこへ、スティーヴン・スピルバーグとドリームワークスが、この企画を自分に持ってきて、「ニード・フォー・スピード」というビデオゲームを映画化しないか? と誘ったと。「最高のアイデアじゃん!」と思ったわけだよ。だって、せっかく車の映画を撮るのであれば、レースだよね。特にストリートレースがテーマだと一番迫力があって、最高にクールな映画になると思って飛びついた。しかもビデオゲームも個人的に好きで、最高のレースゲームと思っていたからね!
映画『ニード・フォー・スピード』は、2014年6月7日(土)より、ロードショー!
【参照リンク】
・『ニード・フォー・スピード』公式サイト
http://disney-studio.jp/movies/nfs/
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