「Argo」「Cloud Atlas」「Silver Linings Playbook」「The Master」と、ここ数週間、各地の映画祭で話題作のプレミア上映が立て続けに行われたが、ついに本年度アカデミー賞最有力作、巨匠スティーブン・スピルバーグによる「リンカーン(原題)」がベールを脱ぐ。
11月の全米公開(9日限定、16日拡大公開)を控え、日本時間9月14日(金)午前8時(LA現地時間=9月13日(木)午後4時)、スピルバーグ監督によるハリウッドでは異例の予告編ワールド・プレミアの開催が急きょ決定。あわせて第16代大統領エイブラハム・リンカーンに生き写しのような主演ダニエル・デイ=ルイスのビジュアルも公開された。
予告編ワールド・プレミアの開催場所は、グループ間でお互いの顔を見ながらビデオ・チャットができる、Google Playのサービス「Google+ Hangout」。
イベントでは、出演者ジョセフ・ゴードン=レヴィット(ロバート・トッド・リンカーン役)と共に、スピルバーグ監督自らライブチャットに登場。自身の最新作について、ネットユーザを交えながら語る予定。そして、本作「リンカーン(原題)」の映像が全世界一斉に初解禁となる。またその模様は、ニューヨーク中心地タイムズ・スクエアのABC SuperSignで生中継される予定。
「トニー・クシュナーの書いた脚本なんだけど、本当にスマートな筋書きなんだよね」AOLの映画サイトMoviefoneの取材に対し、ジョセフ・ゴードン=レヴィットはこう語る。
「単に見ていい気分になる伝記映画じゃない。いやいい気分にはなるんだけど、それは、実際に何かを掘り下げたからで。愛国心とかアイコンを敬愛するってだけじゃない。彼(リンカーン)を 一人の人間として見て、不完全なところも含めた、美徳や欠陥を検証してる。すごい勇敢で魅力的な脚本なんだ。見るのが待ち遠しいよ。スティーブン・スピルバーグは監督として世界一大きい存在だから、無難な話をやって欲しいっていうプレッシャーも多いと思うんだけど、そこであえて挑発的な、興味深い話を創り上げたところが、勇気あると思う。」
「リンカーン(原題)」は、アメリカ史において最も印象的なアイコンとなっているエイブラハム・リンカーンがアメリカ合衆国の第16代大統領として過ごした最後の混乱の数ヶ月のドラマを描く。南北戦争で国家が分断し、変革の強い風が吹く中、リンカーンは戦争を終結させることに務め、国を再び統一し、奴隷制を廃止する。成功への道徳的な勇気と強く熱い決心を抱きながら、重要な場面でくだす彼の決断は歴史と後世の人々の運命を変えることになる。
日本公開は2013年4月を予定。
大統領役には、まるでこの役のために生まれてきたような2度のアカデミー賞受賞俳優ダニエル・デイ=ルイスを起用。共演はジョセフ・ゴードン=レヴィット、トミー・リー・ジョーンズ、ジェームズ・スペイダー、デヴィッド・ストラザーン、サリー・フィールドなどオールスターのキャストが集う。
この歴史の知られざるストーリーが、ついに全世界で解禁されるというのだから、百聞は一見に如かず。日本時間9月14日(金)の予告編ワールド・プレミアイベントを心待ちにしたい。
予告編ワールド・プレミア詳細
www.lincolnmoviehangout.com
監督:スティーブン・スピルバーグ
製作:スティーブン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ
製作総指揮:ダニエル・ルピ、ジェフ・スコール、ジョナサン・キング
脚本:トニー・クシュナー
キャスト:ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド、デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジェームズ・スペイダー、ハル・ホルブルック、トミー・リー・ジョーンズ
原作:ドリス・カーンズ・グッドウィン著『リンカーン 南北戦争勃発』一部より
ドリームワークス・ピクチャーズ/20世紀フォックス映画 パーティシパント・メディア共同提供
2013年4月、TOHO シネマズ日劇他全国公開
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