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ジョセフ・ゴードン=レヴィット、最新作『ルーパー』そして『リンカーン』について語る
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ジョセフ・ゴードン=レヴィット、最新作『ルーパー』そして『リンカーン』について語る

2012-09-12 12:30
    Filed under: ムービー, interviews, moviefone, Huffington Post Entertainment, Bruce Willis, Joseph Gordon-Levitt, Steven Spielberg

    2012年は、ジョセフ・ゴードン=レヴィットにとってかなりの当たり年になっている。今年の大ヒット作になった『ダークナイト ライジング』で主要な役を演じた上に、巨匠スティーブン・スピルバーグが監督する『リンカーン(原題)』にも、エイブラハム・リンカーンの長男として登場するのだから。そんな今が旬の彼に、<Moviefone>が密着インタビュー。

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    歴史モノで時をさかのぼる前に、忙しい彼はまず、ライアン・ジョンソン監督のタイムトラベル映画『ルーパー/Looper』の中で、未来(細かく言うと2044年)に行かねばならない。ジョセフが演じるジョセフ・シモンズ(ファースト・ネームが一緒で便利!?)は、2077年の未来から送り込まれた人々を「始末する」雇われの殺し屋(またの名をルーパー(looper))なのだが、ある日、次のターゲットは未来の自分だと知る。未来のジョセフを演じるのはブルース・ウィリス

    若き日のブルース・ウィリスを演じることや、 『リンカーン』での役どころなどについて、ジョセフが語った。

    Moviefone(M): ライアン・ジョンソン監督とは『BRICK ブリック』(2005)の時からの仲で、いい友人関係だとか。彼が「映画に出てくれ」と言ったら、何も聞かず受ける?

    ジョセフ(J): イエス!そういう風に言える監督は少ないけど、彼は間違いなくその内の1人だね。タイムトラベルに関するアイデアは『BRICK ブリック』を撮り終えたころから聞いてたから、2人で2003年から話してたことになる。だからすごく脚本に高い期待を抱いてたんだけど、とうとう下書きを読めた時、その期待は裏切られなかった。すばらしく良く書かれた物語だと思うから、僕の役を書いてくれて光栄に思った。初めてだったんだよね、誰かが自分のために、役を話の中に書いてくれるって。

    M: 演じてる人物の見た目が自分と微妙に違うのって、スクリーンで見ると変?

    J: すごい嬉しい。自分の仕事を測るのに、僕が使うものさしは「自分に見えないか」ってことだから。もっともらしく他人に見えたら、その役に十分なりきれてたってことで、いい仕事をしたと言える。この映画では今までにないほど変身したけどね。

    M: あれはCG、それとも全部特殊メークで?

    J: CGは全く使ってない。毎朝、メーキャップに3時間かかったよ。CGでやってみないか、って提案もあったけど、ライアンも僕も興味がなかった。(技術的にCGは)まだ、リアルに見えないと思うんだよね。そういう日も来るかも知れないけど。

    <『ルーパー』プレビュー>


    M: ブルース・ウィリスに自分を似せるのに、どんなことを?彼の映画をたくさん見たとか...それとも一緒にいたとか?

    J: 両方。映画も山ほど見たけど、特に音に注目してた。彼の声にはまって、映画の音声だけリッピングして、iPodに入れてただただ聞いてた。彼も、僕のセリフを録音して送ってくれたりした、どんな風に言うか聞けるように。でも一番役に立ったのはそうだね、一緒に食事に出かけたり、単に話したりして吸収した分が多かったかな。

    M: 彼のどんな映画を見た?

    J: 最近のが多かった、今の彼に合わせたかったから。若い時のブルース・ウィリスを作り上げるのが目的じゃなくて、観客が「この2人は同一人物なんだ」って分かるような役作りが目的だからね。たぶん『シン・シティ』に一番こだわったんじゃないかな。ノワール的な感じと、吹き替えがいっぱいあったから。

    M: この映画や、『インセプション』とか『プロメテウス』なんかを見ると、頭脳系のSF映画がカムバックして来てる気がするけれど。

    J: 観衆は考えさせられる映画、新しくてオリジナルなものを見たがってると思う。原因を一つには絞れないけど、クリス・ノーランは大きな要素だったと思うよ。彼は商業的な映画でも、観客に要求するものが大きい作品ができるとやって見せた。『インセプション』の成功を見た時、ライアンと僕はすごい嬉しかったんだ。『ルーパー』みたいな面白いけどスマートな映画を作ったら、需要はあるんだっていういい証拠だったから。すごい嬉しい傾向。そういう映画が僕は好きなんだよね。

    M: 『リンカーン』ももうすぐ公開だけれど。

    J: うん、そうだね!

    M: エイブ(エイブラハム・リンカーンの愛称)のことは皆知っていても、今度演じる役のロバート・リンカーンは認知度が低いのでは。

    J: この話の中では、彼と父親の関係はぎくしゃくしたものなんだけど、映画『リンカーン』は完全な伝記じゃないから。物語はある1か月間、(リンカーンが)奴隷解放宣言の可決にこぎつける時に集中してる。その時期ロバートは陸軍に入隊したかったんだけど、彼の親は危険だと感じて反対したんだ。でも、同じ年の他の青年はみんな北軍のために戦っていて、彼は仲間はずれみたいに感じたから、それで親子関係がうまくいってなかった。それに複雑な質問も出てくる。大統領が、息子にそういう特権を与えていいのか、とかね。

    M: 撮影カメラが止まると、ダニエル・デイ=ルイスとはどんな感じ?彼はエイブ・リンカーンのまま?それとも役からぱっと抜け出る?

    J: どちらでもなくて、彼は中間にいる感じ。どちらかと言うとダニエルよりリンカーンに近いけど、それが大げさなわけでもなくて。

    M: ジョン・ウィルクス・ブース(リンカーンの暗殺者)役がないということは、映画には暗殺の部分は入ってないということ?

    J: それが話の中心じゃないから...正直言って、トニー・クシュナーの書いた脚本なんだけど、本当にスマートな筋書きなんだよね。単に見ていい気分になる伝記映画じゃない。いやいい気分にはなるんだけど、それは、実際に何かを掘り下げたからで。愛国心とかアイコンを敬愛するってだけじゃない。彼(リンカーン)を 一人の人間として見て、不完全なところも含めた、美徳や欠陥を検証してる。すごい勇敢で魅力的な脚本なんだ。見るのが待ち遠しいよ。スティーブン・スピルバーグは監督として世界一大きい存在だから、無難な話をやって欲しいっていうプレッシャーも多いと思うんだけど、そこであえて挑発的な、興味深い話を創り上げたところが、勇気あると思う。

    どんどん違う役柄に挑戦していく、ジョセフ・ゴードン=レヴィット。彼に見えない彼に、映画館で出会うのが楽しみだ。

    ハリウッドの頂点に君臨する巨匠スティーブン・スピルバーグが、アカデミー賞を2度受賞したダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え監督する『リンカーン(原題)』。11月全米公開(9日限定、16日拡大公開)を控え、9月13日(木)午後4時(LA時間/日本時間:9月14 日午前8時)、スピルバーグ監督によるハリウッドでは異例の予告編ワールド・プレミアの開催が急きょ決定された。

    ビデオ・チャットができるGoogle Playのサービス「Google+ Hangout」でのイベントには、ジョセフとスピルバーグ監督がライブチャットに登場する予定。詳しくはこちらをご覧ください。

    <『ルーパー』トロント国際映画祭プレミア、レッドカーペット>


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    記事元:MoviefoneHuffPost Ent

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