9月14日に熊本の「うまかな・よかなスタジアム」で行われたJ2の試合、ロアッソ熊本対横浜FCの一戦において、感動の光景が見られたとして話題になっている。その主役は、今期よりロアッソ熊本から横浜FCに移籍したベテランGK・南雄太(34歳)だ。
2010年より4年間熊本に在籍した南は、同チームでキャプテンも務めた、まさに支柱といえる存在。入団したきっかけは、前チーム(柏レイソル)で戦力外発表された10分後に熊本が最初に連絡してきたことにあり、他チームからより良い条件が届いていたにも関わらず、熊本の熱意に応える形で所属することとなった。そのため、熊本へのチーム愛も強かった。
そして2014年より横浜FCに移籍することになり、14日に行われた試合は、熊本のホームスタジアムに南が敵チームの選手として乗り込むという形となった。現地に赴いた観客がツイッター等で報告しているが、試合前の選手紹介時や試合中、南には熊本サポーターから容赦ないブーイング浴びせられたようだ。
プロサッカーの試合において、サポーターが以前所属していた選手にブーイングするのはいたって普通のこと。しかし、今回の場合、試合後の展開がそれら通常の例とは違っていた。
熊本サポーターは試合後、南に向けて、「雄太4年間ありがとう これから良きライバルとして共に上を目指そう」という大きな横断幕を掲げたのである。
まさに"ツンデレ"といえそうな、熊本サポーターによるこの粋な計らい。ツイッター上には、サポーターによる、
「南雄太という選手が熊本にとって、どれだけ大きいかを感じた試合だった。試合中にあれだけブーイングされて、試合後にあれだけコールされる選手はいない」
「ロアッソサポありがたいですね。感涙です」
「試合終了後、ロアッソ熊本のサポから出た南への弾幕は素晴らしかった。現役の選手に対してあれはすごい」
「熊本サポーターから試合中はブーイング、試合終了後は雄太コール!ものすごく愛されていた選手なんだなぁ!って感じました」
といった感動の声が多数書き込まれている。
また、南本人も16日、ブログでこの熊本サポーターの行動について言及。
「親愛なるロアッソサポーターの皆さんへ... 選手紹介の時のブーイング、そして後半ロアッソのホーム側のゴールに向かう時の更に激しい愛のあるブーイング しかと全身で感じ受け取らせて頂きました(笑) また試合終了後の10ヶ月ぶりのユータコール、そこからのまさかの横断幕、そして出待ちのところにたくさんのサポーターの方々が待ってくれていてバスが出る時にまた横断幕をひろげてくれて...
なんか"ありがとう"とか"嬉しかった"とかいう一言では失礼に感じてしまうくらい感謝の気持ちでいっぱいで もうね... たまりませんでした」
と、感謝の気持ちを長文で深くあらわし、さらに、
「あなたたちの他のどのクラブのサポーターにも負けない"温かさ"はロアッソというクラブの財産であり、熊本という土地の象徴であると自分は思っています」
と、サポーターに対して最大限の賛辞を述べた。
なお、この日の試合は2-2のドロー。南は、「本当に苦しい難しい試合でした」とブログに記している。
■参照リンク
・画像参照元
https://twitter.com/yokohama12fulie/status/511145041683693568/photo/1/
・南雄太オフィシャルブログ
http://labola.jp/south/diary/858635004
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