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痴漢を摘発する鉄道警察隊が、プライベートで痴漢を働くという前代未聞の事件が発生し、物議を醸している。逮捕されたのは鉄道警察隊巡査長・長崎裕憲(30)。



同被疑者は、10月28日の午後10時40分頃、JR平塚駅西口にある駐輪場で、同市在住の女子大生(19)に対し、衣服の上から尻などを撫でた疑い。この日、鉄道警察隊としての勤務を終えた後、同被疑者は午後5時半頃から横浜駅前で酒を飲み、帰宅する途中に犯行に及んだとされるが、犯行時、被害者に悲鳴をあげられると、現場から逃走。そこから約50メートルほど離れた路上で、付近にいたアルバイトの男性(30)に取り押さえられていた。

この「取り締まる側が逮捕される」という失態に、神奈川県警監察官室の小清水芳則室長は「非常に遺憾で厳しく受け止めている。警察官としてあるまじき行為で、深くおわび申し上げます」と謝罪しているが、ネット上からは「痴漢を逮捕する仕事の後で逮捕される側に回るとはw」「痴漢の心理を研究していたとか言い訳しないだけマシか」「酔っていたとはいえさすがにこれは言い逃れできないな」といった呆れ声が相次いでいる。

※写真はイメージです。

文・杉下薫

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