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Filed under: 国際 , 暮らし・車
最近では日本でも少子高齢化が加速し、老人に対する接し方が議論になることもしばしばだが、先頃、日本から遠く離れたイタリアでは、「歩くのが遅い」という理由で、警察官が老人に罰金を言い渡すという騒動が発生。それを知った日本のユーザーからも、激しい批判が相次いでいる。
これはイタリアのピエモンテ州にある道路を85歳の老人が横断したところ、歩行に時間がかかってしまい、途中で信号が変わってしまったことから、近くにいた警察官が老人に警告。この「ゆっくりとした横断」について、「道路交通を乱す迷惑行為」として、約6000円の罰金を支払わされたというもの。
この騒動に対し、その後、現地イタリア国民はもとより、日本のユーザーからも数多くの驚きと、厳しい批判の声が。 「杖つきながら制限時間内に渡りきるとかどんなムリゲーだよw」 「ひどすぎる」「もっと車の方を取り締まれよ」 「日本でも起こりそうで怖いわ」「ガキには甘いのに老人に厳しい福祉政策...」「自分が年寄りにならんとわからんのやろ」「都会の道路事情は老人にとっては難易度高けえからな」と、イタリアに限らず、日本においても、交通弱者に対する配慮が欠けているという実情について、指摘する声も散見された。
なお、この騒動、その後に事態を知り激怒した町長によると、警察官から詳しい事情を聞くとともに、自らのポケットマネーで、この老人に対して罰金を返還するそうだ。
文・葛西敦規
■参照リンク
Negicco 公式サイト http://www.thelocal.it/20141212/pensioner-fined-for-crossing-the-street-too-slowly
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