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人間というものは、不測の事態に直面したときどのような行動がとれるかで、その後の人生に大きな影響を与えることがある。現代社会に生きる我々にとって、その代表的なもの1つと言えば、日々、多くの死傷者を生む交通事故だ。


これは高速道路を走行中の車から撮られたドライブレコーダーの映像と思しきものだが、この車のドライバーが右車線を走行していると、先行して左車線を走っていたトラックがいきなりの幅寄せ。普通なら、こうした映像は悪質ドライバーによる暴挙として非難の対象となるところだが、このときばかりはまったくの逆。実はこの映像を撮っている車が走る右車線の前方には、事故を引き起こして停車中の車が存在していたのだ。

車乗らない人は特にですが、何がどーなってるのか解らない人が多いようなので解説。 トラックの運ちゃんが先に前方の事故車発見、死角に入って見えないで加速してる事に気付き幅寄せして減速させてるの。 とっさにできる自信ないわ。 pic.twitter.com/qiotJqFy6v

- BLACK (@blacknikonama) 2014, 12月 19

要はこのトラックドライバー、撮影者よりも先に事故車の存在に気づいていたものの、長いカーブとなっていることや、自らの車両が生み出す死角により、後続の撮影者が事故車両の存在に気づいていないと考え、あえて幅寄せをすることで減速させ、後続車による追突を阻止したのだと推測されるのだ。これには映像を観た多くのユーザーからも、「すげーーー!」「運ちゃんかっけえ!」「これぞトラッカーの鏡!」「俺だったら咄嗟にこういう行動とれんわ」「真顔ですげえよな」と、驚きと賞賛の声が巻き起こっている。

文・藤本秀太

※写真はイメージです。

【参照リンク】
https://twitter.com/blacknikonama/status/545807917237014528 

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