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去る12月20日、JR東京駅で発売され、大きな騒動を巻き起こした東京駅開業100周年記念Suicaについて、その後、ネットオークションサイトを舞台に転売を試みる人々たちと、それを快く思わない人々たちの間で、激しい攻防戦が繰り広げられている。


現場での大混乱ぶりから、急遽、JR側が途中で発売を中止した限定1万5千枚の「東京駅開業100周年記念Suica」。早乗りすることで辛うじて手に入れた転売者たちは、すぐさま大手ネットオークション上での出品を開始。しかし東京駅での混乱はもとより、そもそも転売する人々に対して好意的ではないネットユーザーたちは、こぞって彼らの出品ページで現実味のない価格で入札を行うなど、彼らの「売り抜け」を妨害するアクションを開始。ヤフオクなどでは99億9999万9999円というあり得ない高額入札者が続出するなどの怪現象が巻き起こった。

なお、こうした問題を受けてJR側は、自らの見通しが甘かったと、今回の騒動を招いた非を認めると共に、時期と方法は未定だが、今後増刷し、希望者全員に販売することを22日に発表している。

文・葛西敦規

【参照リンク】
http://www.jreast.co.jp/aas/20141222suica100_stop1.html/

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