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Filed under: TV, カルチャー, 音楽
12月25日に放送されたテレビ東京系「名曲ベストヒット歌謡」。過去の名曲を年代ごとにカウントダウン形式で紹介、昭和の名曲を次々と紹介して行くという定番かつ人気の高い恒例のプログラムだが、そのローコストな制作内容にネット上でも熱く語られた。
基本的に「演歌の花道」という長寿番組の膨大なアーカイブを駆使したこの番組、演歌、歌謡曲など"無いものは無い"とばかりに1960年代から80年代まで幅広く名曲を次々と繰り出して行く。
モト冬樹が司会という抜擢ぶりにも驚かされるが、竹下景子が外回りで高円寺の居酒屋から中継という独自路線にも驚き。ネットでも「中継が高円寺とか渋過ぎだろ」「このパート失敗だろ」とブーイングが、「もっと仕込みとかないのかよ?」ともはや制作側の視点で心配の突っ込みが入る通り、中継では居酒屋のママがカラオケ大会で初めて歌った想い出の曲と曲よりも想い出の方を延々と2分近く語る放送事故など、生中継ならではのスリリングな体験が続いた。
またこの日の売りだったテレサ・テンのベスト曲選出も高円寺で人気投票。町行く人にヒット曲のフリップを見せお気に入りの曲に丸いシールを貼っていくという超アナログな作りと肝心のテレサ・テンをボリュームの少なさから「中継流すならテレサ・テン全部流した方がよくね?」など最後まで突っ込みだらけの番組だったが、振り返ると70曲近くを放送、全て超有名曲ばかりという充実した内容。
ツイッターなどでも不平不満を並べつつも、結局最後まで見るという中毒性にテレ東のアーカイブの素晴らしさと、金を掛けずピンポイントで視聴者ニーズに答えてしまう番組作りの担当者の策士ぶりを実感する内容であった。
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