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"世界最強のワンダーランド"ことロシアではタクシーも例外なく、"最強"である。



ロシア第二の都市・サンクトペテルブルクの街中を、真っ赤に塗られた装甲車が走る。これはソビエト連邦時代に作られた水陸両用の偵察戦闘車「BRDM-2」だ。しかも口径14.5mmのウラジミーロフと口径7.62mmのカラシニコフの機関銃まで装備されているから物騒なことこの上ない。

男性が手を挙げると、装甲車が停まる。もともと戦車なので乗るのにやや苦労するが、ほかの車に比べて車高が高いこともあってか、窓から外を見ると、まるで自分が戦車兵にでもなったかのような気分を味わえそうだ。

＜odditycentral.com＞によると、装甲車の持ち主はタクシーとして使いたいと思っていたが、案の定、市当局はこれを拒否。だが長期間にわたる働きかけの末、外観の変更や走行禁止区間の設定などを条件に市側が折れ、ついに真っ赤な装甲車タクシーが誕生した。

https://www.youtube.com/watch?v=axEDTNdaipg#t=22


案の定、ネットユーザーからは

「こりゃ運賃の交渉はやめておいたほうがよさそうだ...」
「はいはい、ロシアは今日も平常運転」
「これに乗っていればゾンビが襲ってきても生き残れそう」
「これはいい...自動車事故でもダメージを受けない車なんだから、皆が乗りたがるのでは？」

といった声が。乗り降りの不便さや尋常でない外観もあって"普段使いのタクシー"ではないが、水陸両用なので夏は街を流れるネヴァ川での"クルージング"としても楽しめるかも。また、料金は5,000ルーブル（約10,000円）となかなかの値段だが、ルーブルが大暴落している今、思い出づくりの一環として観光ついでに試してみるのもよさそう!?

【参照リンク】
・Soviet Armored Vehicle Operates as Taxi in Russia | Oddity Central - Collecting Oddities
http://www.odditycentral.com/auto/this-military-armored-vehicle-is-the-safest-taxi-in-russia.html#more-43766　

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