7月19日に放送されたTBSラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』で、漫画雑誌の「週刊少年サンデー」の編集長が出演、あの人気漫画『タッチ』に隠された裏話を語り、話題となっている。
番組では「週刊少年漫画誌応援企画」を開催、そこに「週刊少年サンデー」編集長の市原武法氏がゲストで出演した。もともと"サンデー子"だった市原氏は、入社してからあだち充を11年ほど担当、『タッチ』が大好きで、「あだち先生を担当するのが夢で入社しました」と語る。
爆笑問題の田中が、「それこそ『タッチ』で言ったら、いわゆるカッちゃん(上杉達也の双子の弟・上杉和也)が死ぬっていうのは、マンガ史の中でも最大の一つの大きな出来事でしょ」と発言。太田も「あだち先生のあの雰囲気のマンガであれはないよな。『あしたのジョー』が死ぬとかなら分かるけど」と当時の衝撃を語った。
続けて田中は、「カッちゃんが死ぬっていうのはあり得なかったわけ。その前のあだち充さんのマンガも当然読んでるし、全体的にラブコメで面白かったり、楽しかったりすることが多いから」と語り、あの回について当時の様子を質問した。
市原は、「あれは僕の恩師が担当してたんですが、実は、『タッチ』が始まる前から(死ぬことは)決まっていたんですね」と告白。「でも当時の編集長は知らなくて、亡くなる前回の引きのところで、亡くなってるんじゃないのか?っていう引きなんですけど。その時編集長が、『まさかこれ、死んでるんじゃねぇだろうな?』と」、当時は編集長も知らなかったと語った。
それには太田も田中も「編集長全く知らないんだ。俺らと一緒だったんだ(笑)」と大爆笑。市原は続けて「編集長が『もし死んでるんだったら、載せねぇからな』って言ってて。なので、『死んでるわけないじゃないですか!』と編集者は言ったんです。それであだち先生の原稿が上がって、校了紙(編集者がチェックする紙)を編集長の机の上に置いて、2日間いなくなったらしいです、直せないように(笑)」と無理やり強行した衝撃の事実を暴露。
この事実に太田と田中は、「編集長も『死んでんじゃねぇかよ!」って(笑)」(太田)、「いやーすげえ話だ。そんなことあったんだ」(田中)と驚きを隠せず大興奮。思わぬ事実にネットからも「すごい話だなw」「編集者、エライ!」「当時は本当に衝撃だったもんな」など様々な声が上がっている。
■参照リンク
『爆笑問題の日曜サンデー』公式サイト
http://www.tbsradio.jp/nichiyou/
| Email this | Comments
コメント
コメントを書く作品の社会的、一般論で見た成功失敗は結果論にしかならないんで、まぁなんとも・・・
野球目線で考えると、和也が生きてたらその年の甲子園は出場できても、翌年の須見工には勝てなかったんじゃないか 最後の新田との勝負、和也ならカーブ投げてそのままスタンドに運ばれそう。達也がストレートで押し切ったから勝てたんじゃないかと。
今のサンデーの編集者は下衆無能で有名だよな」
大事な人が亡くなった後にあのシーンは強く思い出させる
すぐには涙は出ないんだ
「天才」達也>>小中高と野球にすべてを賭けた球児達 ・・て、現実のことじゃん
あれは悲しさが伝わるいい回だった・・・
「明日死ぬくせに」
ガード下で号泣する南と、和也が聴いていた音楽を大音量で流し
布団に顔をうずめて泣いている声を家族にも聴かせない達也。
殆どセリフは無いけれど、印象に残るシーンだった。
編集長は、雑誌全体で考えなきゃいけないから・・・
と擁護してみる。
まあ担当編集者の仕掛けた壮大なイタズラだよねw
名作になる確信があってサンデー編集方針に反することも分かって、作品を載せる企みを仕掛けた。
裏話として面白すぎるわw
一番印象に残ってるのが、「みゆき」の中で、作者が出てきて「人を殺したんです」ってシーンの方だという私はひねくれてる?