可愛いワンちゃん映像が大人気のご時世だが、一方で、闘うためや猟に特化し交配され誕生した犬たちは、動物愛護の観点から徐々に世の中から退場しつつある。
一部の愛好者の中で現在ショードッグやペットとして飼育されているが、様々な掛け合わせで屈強な肉体を手に入れた、「強い犬ベスト10」を紹介しよう。
https://youtu.be/b0nG0kuwcSg
【アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(USA)】
闘犬用にブルドックとマスティフなどを交配して作られた。
【スタッフォードシャー・ブル・テリア(イギリス)】
19世紀のイギリスで牛やクマと戦わせるためにブルドックやテリアなどを交配して作られたが、19世紀半ばに、イギリス政府が闘犬を廃止したことでギャンブル闘犬など、アンダーグランドで種は続いた。その後アメリカに流れてショードックとして飼育されるようになった。
【カ・デ・ブー<ペロ・デ・プレサ・マヨルキン>(スペイン)】
スペイン領バレアス諸島原産の闘用犬。マスティフタイプやブルドッグの血を引いている。
【ブラジリアン・ガード・ドッグ(ブラジル)】
イヌ文化の後発といえるブラジルで誕生した番犬。熱帯雨林で犯人追跡や、家畜の番犬などハードワークをこなす用途から屈強かつ俊敏なフィジカルを持っている。
【ペロ・デ・プレサ・カナリオ(スペイン)】
スペインのカナリア諸島原産。15世紀から存在するモロサス犬種が原点。ゆるい感じで闘犬として愛され、一時の絶滅危機から脱した。一部の国では「危険なイヌ」指定で輸入禁止の品種となっている。
【ブルマスティフ(イギリス)】
英国原産の狩猟犬で、1924年純血種として繁殖された比較的新しい品種。不審者、密猟者を捕らえるなどの目的で番犬として重用され、第二次世界大戦から軍用犬にも用いられた。
【アメリカン・ピットブル・テリア(アメリカ)】
人間も襲う危険なイヌ。噛む力が強く、攻撃的とどうしょうもなく好戦的な性格ゆえにイギリスでは輸入禁止となった。
【ロットワイラー(ドイツ)】
元々の名称はメッツァフンド(屠殺人の犬)という牧牛犬。その昔、現金を守る警備員としても有能で銀行で重宝され、軍用犬や警察犬としても飼育された。
【土佐犬(日本)】
明治時代に四国、土佐藩の四国犬イングリッシュ・マスティフ、ブルドッグ、ブルテリア、グレート・デーンなどを交配し戦闘用に改良。
【ドゴ・アルヘンティーノ(アルゼンチン)】
アルゼンチン原産、闘犬から出発し狩猟能力を伸ばすために計画的に異種交配を行った。イングリッシュポインターをベースに穏やかなボクサー、ゴツさをオールド・イングリッシュ・ブルドッグ、狩猟能力強化にアイリッシュ・ウルフハウンド、あごの強化にボルドー・マスティフ、力を強化するためにスパニッシュ・マスティフ、純白のコートのためにグレート・ピレニーズと様々な犬種のいいところを交配している。狩猟能力を強化した結果ピューマなどの猛獣も狩る。
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