イギリスで開催されているラグビー、ワールドカップイングランド大会で日本が世界ランキング3位の南アフリカに34対32で歴史的勝利を挙げた。ラストワンプレーでの逆転勝利と劇的なゲーム、さらにはランキング3位の南アフリカに勝つ確率は50:1と「確実に負ける」と言われており、特に番狂わせが少ないスポーツということで、ネット上では「この快挙の凄さが伝わらない」と様々な例えがネタ化し大反響を呼んでいる。



「東海大相模がソフトバンクに勝利」「(日本代表がブラジル代表に勝った)マイアミの奇跡の数倍凄い」という何となく無理なことを達成したことを察するような表現から、完全ネタ化した「桐谷美玲が吉田沙保里に勝つ」という名言も。

おじさん世代が大好きなドラゴンボール、ガンダムやエヴァンゲリヲンネタも登場「ヤムチャがベジータに勝つ」「フラウ・ボゥがボールに乗ってシャアの乗るジオングを撃墜してついでにビグ・ザムも落とした上にアムロの親父を正気に戻す」「(エヴァンゲリヲンの)シンジ君が生身でサキエル撃退」など、とにかく言葉の意味は良く分からんが無理なシナリオが次々と並んだ。

海外でも「競技色々合わせても過去最高の試合だった」「日本がタッチダウン(トライ)を決めた時に思わず叫んじゃったよ」「日本が勝つ確率は50:1とか220:1とかいわれてたんだよ。しかもW杯で勝ったのは24年前に1度だけ、南アフリカはその間2回優勝している」「本当に最高!下から這い上がって成功を収める物語は大好きなんだ」など。

ちなみに今回のラグビーW杯の優勝国のオッズは優勝候補のニュージーランドが2.20、南アフリカが7.50に対して日本は1001.00と殆ど可能性が無いという扱い。「快挙」というのはよく分かるが、これだけ戦力差があるチームがW杯に参加していることも驚きだ。とにかく日本サッカー代表がブラジル代表に勝つよりもかなり難しいことをやってのけたということだ。

オリンピック直前の2019年に日本でラグビーW杯が開催されることもあり、今回の日本代表の活躍はラグビーという競技に日本人が関心を持つ切っ掛けになりそうだ。
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