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11月25日に放送されたテレビ朝日系の番組『マツコ&有吉の怒り新党』で、マツコと有吉がSNSの「いいね!」ボタンについて語り、話題を呼んでいる。
番組では「SNSの『いいね!』ボタンに腹が立ちます。私はいくつかのSNSを利用していますが、なぜボタンは『いいね!』しかないのでしょうか」との投稿が寄せられた。つまり「いいね!」ボタンが相応しくない内容の時が多々あるという。
有吉は、「でも、そろそろ別のものが出るって発表してたじゃない?お葬式で人が死んだのに『いいね!』ってワケにもいかないから。それはそれなりのもんができるって」と、フェイスブック社が「いいね!」の他に喜怒哀楽の感情を表現する6つのリアクションボタンを検討していることについて触れた。ちなみにその検討している新しいボタンとは「Love(愛情)」「Haha(笑い」「Yay(喜び)」「Wow(驚き)」「Sad(悲しみ)」「Angry(怒り)」とのこと。
しかしマツコは、「ボタン・・・いるの?(笑)」とそもそもの疑問を提示。有吉は「なんかちょっとちょっかい出したいんじゃない?」とユーザー心理を語るが、マツコは「でもブーイング付けたら、ブーイングだらけになるわよ」「『いいね!』なんか、みんな本当は言いたくないんだから」と語った。
そして「結局のところ、みんな何に使ってんの?この人(有吉)がツイッターやるとかは分かるのよ。この人のを読みたい、見たいって気持ちは分かるのよ。友達同士で結局何をしてるの?」とさらに質問すると、有吉は「それはね~、結局友達同士の電話と一緒よ。なんてことないのよ」と解答。するとマツコは「じゃあ『いいね!』も『悪いね』もないじゃない!」「結局文句を言いたいのね」と悟るように語った。
twitterをやっている有吉は、この状況について「何かしらみんな言いたいのよ。『言いたいんだなぁ』って伝わってくるもん。SNSやってると」と語るが、マツコは「その『言いたい』って想いを、フェイスブックの『いいね!』とか『良くないね』で解消されるの?」と逆に質問。そして「もっと自分のためになる、あるいは世の中に意見を発したいのであれば、もっと違う方法で意見を発することができるような過程をちょっと頑張ってみるとかさ。それだけの熱量があるんなら、もったいないなって私なんか思っちゃうんだけど」と意見をぶつけながらも、「・・でもそこまでの問題じゃないのか。『いいね!』『良くないね』くらいでいいのか」とその便利さに納得したようで、有吉も「そうそう。『良くないね!』って言いたいんだよ」と語った。
また有吉は「生活が窮屈なんだと思うよ。だからそんなに主義・主張、自分の思いを伝えたいっていうよりは、鬱屈とした日常の中で、ちょっと毒を吐ける場所っていうのが欲しいのかな」と語ると、マツコも「だとするんなら、『良くないね』ボタンくらいで、皆さんがそれでちょっと健やかになっていただけるんだったら、良いのか」と納得した様子。ネット上でも「マツコさん、相変わらず核心ついてる」「結局SNSなんてガス抜きなんだから」「窮屈な現代社会のデトックス。それがSNSのやりとり」「みんな何かを言いたいだけなんだよね」など様々な声が挙がっている。
■参照リンク
『マツコ&有吉の怒り新党』公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/ikari/
RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2015/11/26/sns/