若き名優レオナルド・ディカプリオを主演に迎え、2015年アカデミー賞で作品賞、監督賞など4部門を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・G.・イニャリトゥが監督・脚本・製作を務め、さらに、『ラストエンペラー』(87)でアカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞した坂本龍一が音楽を手掛けることでも注目を集めている『レヴェナント:蘇えりし者』(2016年4月日本公開)。今回、臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、ディカプリオの鬼気迫る演技が圧巻の予告編が公開された。

https://youtu.be/ogn4IbTs8cU


舞台はアメリカ西部の広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。さらに反抗したグラスの息子までも、フィッツジェラルドは容赦なく殺してしまった。グラスは、大自然の脅威のなか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、愛する息子を殺された復讐の執念のみを武器に、約300キロの容赦ないサバイバルの旅を生き延びなければならない。果たして彼は、激しい怒りを力に変え、奇跡的に死の淵から蘇ることはできるのか!?

同時に公開された劇場版ポスターでは、伸ばしきった髪やヒゲには雪がまとわりつき、荒々しい雰囲気を醸すディカプリオが、一点を睨みつける。



『バードマン~』で2015年の賞レースを総なめにしオスカー4冠に輝くだけでなく、『21グラム』『バベル』など数々の傑作を発表し続けるイニャリトゥ監督が、いまだかつてない製作費をかけて大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使った9ヵ月間のロケ撮影を敢行。この1作にオスカー獲りの勝負を賭けたディカプリオにバイソンの生の肝臓を食べさせるなど究極のリアリティを追い求めた。更にディカプリオが、凍った川の中に入ったり、実際の動物の死骸の中で眠って撮影したという、迫真の演技は必見だ。また、2013年の俳優休業宣言を覆し本作への出演を快諾しただけあって、格闘シーンで鼻を折るほどの体当たりの熱演を魅せている。

原作はハンター、ヒュー・グラスの実話にインスパアされたマイケル・パンクによる同名小説。衝撃的な展開と壮絶なサバイバル、そして自然と自らの運命に抗った一人の男の再生を描くドラマは、2016年のアカデミー賞レースの大本命との呼び声が各方面から上がっていることはもちろん、イニャリトゥの2年連続オスカー獲得に世界中の注目が集まっている。

https://youtu.be/QRfj1VCg16Y


(C)2016 Twentieth Century Fox

『レヴェナント:蘇えりし者』は2016年4月TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー

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