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ゲストさん のコメント

ドキドキだ-!!
No.1
91ヶ月前
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いよいよというかあっという間にというか、デート当日がやって来た。 女子組がデートのつもりでいるのかはわからないけど、 少なくとも俺にとってはまさに運命―ディスティニー―を決める 1 日になるかもしれない。 まさか初めて行くディスティニーワールドが、こんなにドキドキするなんて …… 遊園地とかテーマパークなんて全然興味なかったし、 ディスティニーワールドは学校の卒業旅行の行き先にもちょくちょくなってたから、 行くとしたらそのときくらいだろうな、程度にしか思っていなかった。 武志に誘われてからのここ数日で、ワールドの予習もいっぱいした。 「その熱意を 1 割でも数学に向けてたら …… 」という指摘は、今の俺には通用しない。 俺はもう人生の勉強、モテるための勉強にすべてを捧げると決めたんだ! さわやかな青空の下を歩き、武志と待ち合わせの約束をした駅に着いた瞬間―― 「ええぇぇぇええっ!!?」 そこには武志と、のぼりと藤島の姿があった。 「なんで 2 人が?ワールドの最寄り駅で集合じゃなかったの??」慌ててのぼりに尋ねる。 「ウチらが来たときには武志がいたからさ、一緒に行こうってなったの」 「健斗もあと 5 分くらいで来るだろうしってことで、なら一緒に行こうってな!」 マズいなぁ、電車で向かいながら武志と作戦会議しようと思ってたのに、 いきなり 1 時間近いトークタイムになっちゃったよ~~ 何を話そうか必死に考えていると、 「今日はよろしく、山城君」 藤島が声をかけてきた。 「あっ、よろしく!初めまして!」 「いや初めましてではないでしょ」咄嗟に出てしまった言葉にのぼりがツッコむ。 「ハハハッ 緊張しすぎだぞ健斗」 「し、してねーし!」 初っ端からやらかした~っ。どうしよう変なヤツに思われたら …… そうだ、モテ動画でやってた、 " 会ったらまず褒める " だ! 「あっ 藤島、さん、か かわい … 」 「あっもう電車来るよ! IC チャージした?」 褒めるのにモタついていたところをのぼりに遮られ、俺はみんなと改札へ急いだ。 出鼻をくじかれた俺は、電車の中でもフワッとした相槌くらいしかできなかった。 そして電車は、ディスティニーワールドの最寄り駅に着いたーー
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