【アーティスト連載】 UCHUSENTAI:NOIZ／MASATO ★第17回★

あの、僕もさ、もう若くはないさ。知ってるだろうけど。

そうなの。おー　！パパギンダ!!ってことで、ジャマイカの挨拶も得意な僕だけど。

だからさ、もう若くないからさ、僕、この季節、乾燥しまくってね、びっくりするわ。

あのね、朝っていうか、昼過ぎに起きてね、ぼーっとしてね、
そのうち、出かけるとか言うてね、顔洗いに風呂場に行って、鏡を見たらね、
なんか、口の周りにね、食い物のカスみたいなのがね、付いてるなあ、って思って、
あれ？　いつ食ったんかな、って思ってたらさ、明らかに、肌が乾燥でぼろぼろなのね。

別に、コフキイモとか食べたからちゃうねん。

そんな食いしん坊エピソードとはちゃうねん。

もうね、みずみずしい、って言葉とはね、正反対だね。

ドモホルンリンクルとか言い出す、本気で。

あとね、最近ね、僕の人生を変えたとも言える本が古本屋に売ってて、
実家にはあるけど今手元に持っていなかったので、買ったのです。

安かったから。

で、別に読みもしないんだけどさ。

それでも、やっぱり、ドキドキしちゃってね。

その本を持っている、ってことは、嬉しいから。