ブライアン・クランストンとケヴィン・ハートが、ワインスタイン・カンパニーによるリメイク版映画『最強のふたり』に出演交渉中だ。映画『最強のふたり』は、2011年に公開され大ヒットしたフランス映画で、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが脚本と監督を手掛けた。
複数の情報筋が本紙ヴァラエティに独占的に明かしたところによると、サイモン・カーティスがリメイク版『最強のふたり』の監督を務める。
オリジナル版『最強のふたり』は、ワインスタイン・カンパニーが2011年に公開し、全世界で4億1600万ドルの興行総収入を記録した。同作は、パラグライダーの事故により下半身不随となった大富豪と、彼が介護人として雇った青年との友情を描いた作品だ。
ワインスタイン・カンパニーは、同作のリメイク権利をすぐに獲得し、ポール・フェイグを脚本家に起用した。リメイク版『最強のふたり』は、同社にとって非常に重要な作品であり、今夏から撮影開始が見込まれている。
クランストンは、ジェイ・ローチ監督の映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』で、ハリウッド黄金期に第一線で活躍していたが、冷戦の影響により赤狩りの標的となった脚本家ダルトン・トランボの役を演じ、第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたばかりだ。クランストンの次回作『All the Way(原題)』は、2014年にロバート・シェンカンが脚本を手掛けた同名の舞台を米ケーブルテレビ局HBOがテレビ映画化するもので、同舞台で主演を務めたクランストンは、次回作で再びリンドン・B・ジョンソンの役を演じる。
クランストンは、米20世紀フォックスによる映画『Why Him?(原題)』を現在撮影中で、ジェームス・フランコの相手役を務めている。また、クラストンは、フランコが出演し監督も務める映画『In Dubious Battle(原題)』にも出演している。クランストンは、UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)と代理人契約を結んでいる。
ハートは、2014年に公開されたアクションコメディ映画『ライド・アロング ~相棒見習い~』に主演しアイス・キューブの相手役を務め、1月16日に米劇場公開された同作の続編となる映画『Ride Along 2(原題)』にも出演している。ハートは、UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)、スリー・アーツ・エンターテイメントと代理人契約を結んでいる。
カーティス監督は、イギリスのテレビ界でキャリアを積んだ後、第84回アカデミー賞にノミネートされた映画『マリリン 7日間の恋』の監督としてブレイクし、引き続き監督を手掛けた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』では、主演を務めたヘレン・ミレンが第22回SAG賞主演女優賞にノミネートされた。カーティス監督は、UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)、アノニマス・コンテント、ユナイテッド・エージェントと代理人契約を結んでいる。
クランストンとハートがリメイク版に出演交渉中というニュースは、Deadline Hollywoodが最初に報じた。
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