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「町田市はいい……町田はいいぞ!」と、いうことで今回も町田を総ざらいする勢いで特集は続きます。ちなみに町田市とは東京都の端っこにある微妙な街で、ヤンチャな若者と郊外の素朴な風景がとても素敵な場所です。

『純手打ちうどんタロー庵』

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最近は妙にラーメンの記事が多い筆者ですが、流石にラーメンばかり食べていては飽きるというか、よりラーメンをより美味しく食べるためには、ここらでワンクッション入れた方が良いのではなかろうか?

「純手打ちうどんタロー庵」(以下、タロー庵)

ラーメンに関しては不自由のない町田駅周辺ですが、蕎麦や饂飩となると途端に選択肢が狭くなる予感です。筆者の場合チェーン店という選択肢はほぼほぼないので、ますますラーメン以外の麺類を探すのは困難であります。

しかし!

さらっとネットで探してみたら、意外と町田駅から徒歩圏内に“純手打ちうどん”の店があるではないですか!

コレは個人的にもチェックする必要があるような、ないような気がします。

ほぼほぼ居酒屋『タロー庵』

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なにせ“純手打ちうどん”ですから否応無しに筆者の期待は高まります。

ただの“手打ちうどん”と“純手打ちうどん”の差がなんなのか非常に気になるお年頃ですが、恐らく純なので機械を一切使わずに、粉を練る所も手作業で頑張っていると予想されます。

「きっと、かなりのベテランがやっているに違いない!」

そう思っていた時期が筆者にもありました……。

期待に胸を膨らませて『タロー庵』に訪れてみると、店の外のオススメメニューは『季節野菜のジャージャーうどん』など、かなり前衛的なラインナップで御座います。

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しかも!

入店してみると店内は、ほぼ居酒屋で店主も“おでん”の仕込みをしていました……。

「おのれ孔明!計ったな!!」

『明太子バターうどん』を所望する!

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粋に“ざるうどん”でも頂こうと気持ちを高ぶらせて来た筆者ですが、予想と180度違う展開に発狂で御座います。

いや、筆者が勝手に超本格的な手打ちうどんの店を妄想していただけで、この『タロー庵』に非はないのですが、あえて言おう!

「どこが純手打ちうどんやねん!!!」

筆者のピュアなうどんへの思いは打ち砕かれ、徹底的にディスろうと心に誓った次第です。

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というわけで、正気を失った筆者は、なぜか『かけうどん』(500円)や『釜玉うどん』(600円)をスルーして

『明太子バターうどん』(700円)

をオーダーしていまいました。純粋にうどんを愉しもうと思っていたはずなのに、なぜにエキセントリックな『明太子バターうどん』を選んだのでしょうか?

『明太子バターうどん』を食す!

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はい、というわけでモチベーションもさして上がらないままに、実食へと移らせて頂きます。もはやレビューする必要があるのか考えてしまう案件ですが、一応は公平にレビューしておきましょう。

「うどんに明太子とバターが乗っています。以上です。」

もう少し細かいディティールを説明しますと、ネギと刻み海苔も入っています。

以上です。

想像通りの味過ぎてコメントに困る件の是非

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いや、これは説明しなくても、大抵の日本人なら味の想像が出来ると思われます。強いて言うなら

「うどんにバター」

ってのが目から鱗ですが、他は特に持ち上げる要素もなく、もう終了で良いんじゃないですかねって勢いで御座います。

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しかし!

提供された卓上調味料的な何かを活用してみたら、ちょっと味に広がりが出て来ました。

粉チーズはコクとまろやかさが加わり、オリーブオイルは風味を増します。

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そうです。もう誰もが分かっているし声を大にして言いたいと思うでの、筆者が替わりに代弁しておきましょう。

「明太子パスタ食べたらええんちゃうんか?」

なお、タバスコはちょっと違うと思ったので試さなかった筆者ですが、1㎜の後悔もありませんでした。

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しかし、なんだかんだ文句を言いながらも”手打ちうどん”としては、結構イケてるかもしれないし、この『明太子バターうどん』も食べているうちにハマって来たので、とりあえず美味しいと言っておきましょう。

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でも、やはり“おでん”が食べたい衝動は抑えきれません。次は夜に来てみることにします。

ご馳走様でした!

『純手打ちうどんタロー庵』 総評

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「正直、うどんよりも“おでん”が気になった」

これが筆者の正直な感想で御座います。朝から仕込んでいる様なので居酒屋として営業する夜であれば、出汁の香る美味しい“おでん”が食べられる予感です。

他にもホッピーではなく『ハッピー』(500円)とか『馬力サワー』(500円)とか前衛的なドリンクが揃っていそうなので、居酒屋的な何かを求めて『タロー庵』に訪れたら幸せになれる予感です。

とりあえず『明太子バターうどん』は美味しかったのですが、あまりに想像通りの味過ぎてモチベーションが上がらない的な罠がありました。

しかも、なんか自分で作れてしまいそうな気がするので、ますますオススメしにくいのは否めません。

しかし!

“明太子&うどん”はメジャーとしても、そこにバターを加える勇気は賞賛に値すると思います。筆者も自分の家で明太子を持て余した時は、讃岐うどんとバターで頂く事にしてみます。

それでは、是非みなさんも『純手打ちうどんタロー庵』の、美味しいであろう”おでん”を食べに訪れてみて下さい。

ちなみに”うどん”も普通に美味しいので、ランチも結構オススメですよ。

『純手打ちうどんタロー庵』

住所:東京都町田市原町田3-8-23

営業時間 18:00~24:00(金土日はランチも営業12:00~14:00)
定休日:火曜日

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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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